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家族が健全あるための「絶対必要条件」とは?!〜家族心理学①


こんにちは☺︎
心理カウンセラー・メンタルコーチの
江杉侑記(えすぎゆき)です( Ü )



カウンセリング&コーチングを
していると、

・子育ての悩み
・親との問題
・夫婦の問題
・嫁姑の問題
・義父母とのトラブルなど、

家族に関するお悩みは
とても多く、


家族関係の中で
生きづらさを感じている方が
たくさんいらっしゃいます。

家族、親族とは
距離が近い分、
ぶつかることも多くなりますよね。

今日は家族が健康でいるための
肝となるポイントを

家族心理学・家族療法の視点から
お伝えします。

さいごまで
お読みいただけましたら
うれしいです☺︎


■ 世代間境界



家族療法家のサルバドール・ミニューチンは

「健康的な家族」と
「そうでない家族」の違いを
いくつか発見しました。

中でもとても重要な発見に
【世代間境界】
というものがあります。

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世代間境界とは

「親世代 (夫と妻)」

「子世代」

の間の境界線のことです。

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健康的な家族には
この世代間境界がしっかりあり、

問題が生じている家族

(特に、不登校、引きこもり、
非行、うつ病、依存症
などの形となって
子どもになんらかの問題が
表出している家族)の

世代間境界はあやふやだ、
ということがわかっています。




具体的に説明していきますね☺︎


たとえば
「夫婦と子ども2人」からなる家族の場合、

この家族には

・夫と妻 という【親世代】
・子ども という【子世代】

2つの世代がありますね。

この
2世代の間の境界線が
明確である
ことが

家族が健全であるための
《絶対必要条件》
なのです↓


■ 世代間境界が明確な家族



この世代間境界が
しっかりしている家庭
では、

たとえば

♦︎何にお金を使うか、お金の使い道

♦︎家計に関すること

♦︎家族のルール・方針など

「家族の重要なこと」は
親世代が決めている
ことが
わかっています。


■ 世代間境界があやふやな家族



一方、
世代間境界がしっかりしていない家庭では

たとえば

◇子どもが

「あのおもちゃを買ってー!」

「みんな持ってるからあのゲームが欲しい!」

などと主張すると

たいてい買ってもらえる
ということが起きたりしています。


◇子どもが

「魚キライだからごはんに魚は出さないで!
いつもお肉にしてー!」

とリクエストすると、

本当にごはんのメニューから
魚が消え、
ハンバーグや焼き肉ばかりに
なってしまうことが
起きています。

これらは実は、
世代間境界が弱い、あいまい、
ということなのです(。>﹏<。)


■ 家族の「決定権」



つまり、上記の例ですと、

実際にお金を出すのはもちろん
親世代なのですが、


お金の使い道を
実質的に
子どもが決めてしまっている

ということになるのです。

♦︎「お金を何に使うか」
という重要なことが、

子どもの思い通りに
なってしまっている。



お金の使い道以外のことでも、

♦︎子どもが強く主張すれば
たいてい親が言いなりになってしまう
というのは


家族の「決定権」を
子どもに与えてしまっている
ということになります。


そして、そんな家庭では
問題が非常に起きやすい
ということがわかっています。


■ 「叶わないこと」がちゃんとある




この世代間境界が
しっかりしている健康的な家庭には、


子どもがどんなに強く主張しても

「叶わないこと」
「思い通りにならないこと」

がちゃんとあるのです(*˘︶˘*).

たとえば
上記の例の場合で考えてみると、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あのゲーム買ってー!」
と子どもが強く主張しても、

親が

「あのゲームは
高価だからうちは買わないのよ。

買ってもらえなくて残念だよね。

クラスのみんなが持っているのに、
自分だけ持てないのは、
残念だね。


でもね、
パパとママとちゃんと話し合って、
あれは買わないことに決めたのよ。

どうしても欲しければ
おこづかいを貯めて買いなさいね」


と、しっかり子どもに言えるのなら、


世代間境界が
それなりにある家庭だと
いえるのではないでしょうか。



*この時、子どもの

買ってもらえなくて「残念な気持ち」は
やさしく受容してあげるけれど、

買うか買わないかの「現実的な行為」は
親が判断して決める
親が線引きして実行する。


つまり、
「子世代との間に境界線を引く」

ことがしっかり行われている
ということ、

ここがとても大切なポイントです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


*ただし、これは

子どもの欲しがるものを
すべて買ってはいけない、とか

高圧的なきびしい親になる、


という極論ではありません^^;

そんな極端な解釈はしないでくださいね。

その家庭ごとの
方針や経済事情に合わせて、

夫婦 (親世代)でしっかり話し合い、
何にお金を使うかを
親世代が決定し、

それをやさしく子世代に伝える、
ということの一例です☺︎


■ 決定権は平等ではない



つまり

♦︎親世代 =「養う側」

♦︎子世代 =「養われる側」


「決定権」が
平等ではない
同じではない

そこにちゃんとした「差」がある

ということが
非常に重要なのです。

もちろんテーマによっては、
家族で民主的に多数決で
決めることがあっでもいいですよね。


たとえば、
今度の休日にどこに旅行に行くか?
などは
家族で話し合って決めるのもいいですよね。


何を民主的に決めるかは、
その家庭ごとに
親世代が決めていけば
いいことですね。






家族心理学、家族療法については、
お伝えしたい重要なことが
まだまだたくさんあるので、
次回もまた記事にしていきますね(❛ᴗ❛♡

次回は
「姑・舅を含んだ3世代の家族」
についてお話していきます↓



どうぞお楽しみに!


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こちらもお楽しみに!




さいごまで読んでくださって
ありがとうございました。

あなたの毎日が
やさしく健やかでありますように☆


〜安心感と自己信頼感に満たされた人生を〜
幸せな自己実現の専門家 
江杉侑記



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