彼女のチョコレートと優しい冗談
2月14日。本来であれば何気無い冬の1日である。
けれど世の男は意識していないと言わんばかりに女の一挙手一投足に目を見張り、世の女は好きな男に如何なる瞬間にそれを渡すべきか思考を凝らす。
一説によると企業が売上向上の為、宣伝を促しイベント化を図った戦略的なものらしい。
甚だ馬鹿馬鹿しい。ただその一言に尽きる。
手作りであろうと市販の物であろうと所詮はチョコレートである。
欲しくないと言えば嘘になってしまう。ただ肝心な事はどれ程手に入るかではなく誰から手に入れるのか、というもの