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【ネガティブ思考は武器になる】ごきげんになる技術〜キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方〜

私たちはよく「ポジティブでいなさい」と言われます。ネガティブな感情は悪、ポジティブな思考が正義、そんな風潮に流されていませんか?でも実は、ポジティブ思考にも危険な落とし穴があるのです。

佐久間宣行さんの著書『ごきげんになる技術』は、そんな一般的な価値観を覆し、ネガティブ思考を活用して「ごきげん」に生きるためのヒントを教えてくれます。この記事では、本書から学んだ3つのポイントをご紹介します。


① ネガティブ思考を武器にできる

「ネガティブは悪い」と思っていませんか?
実は、ネガティブな感情こそが成功を引き寄せる鍵になることがあります。

佐久間さんはこれを「ネガティブワクチン」と呼びます。失敗やリスク、不安を徹底的に想定し、その上で作戦を練る。このプロセスが、予期せぬトラブルにも対応できる強さを育てます。

たとえば、佐久間さんがパーソナリティを務める『オールナイトニッポン0(ZERO)』は、当初から「普通にやったら1年で終わる」とネガティブに予測。しかし、会社員ならではの生活感をテーマに共感をつかむ作戦を立て、6年以上続く人気番組へと成長しました。

ポイントは、ネガティブを計算に入れた上で、行動を起こすことです。


② 過剰なポジティブに陥らない

ポジティブ思考には一時的な効果がありますが、無理に続けるとエネルギーを消耗し、メンタルを壊すリスクがあります。

佐久間さんはこれを「ポジティブ思考はドーピング」と表現。ポジティブであることを強制されると、自分の本音や繊細な感情を無視してしまいます。

例えば、飲み会や接待のノリに頼り、華やかな交友関係を築く人。短期的には楽しそうに見えますが、自分のスキルを磨く時間を失い、結果的にキャリアの後半で失速することもあります。

過剰なポジティブに陥らないこと。これが、長期的に「ごきげん」でいるための秘訣です。


③ ブレない軸で日々を「ごきげん」に生きられる

では、「ごきげん」とは何でしょうか?
佐久間さんは、「ごきげん」を「メンタルが安定し、ブレない軸がある状態」と定義しています。

ごきげんでいる人は、自分の軸を持ちつつも、他人にはポジティブな姿勢で接することができます。他人の良いところを見つけ、言葉にして伝える。これだけで、コミュニケーションは格段にスムーズになります。

人間関係が良好になると、仕事もスムーズに進むようになり、周囲からの信頼も高まる。結果として、「この人のために頑張りたい」と思われる存在になれるのです。


結論:「ごきげん」とは自分を大切にすること

「ポジティブ思考=正解」という思い込みを手放し、ネガティブ思考を上手に使いこなす。それこそが、人生をご機嫌に生きる技術です。

他人の評価や無理なポジティブに振り回されず、自分の感情をしっかり受け止めること。それが結果的に、仕事や人間関係をより良くし、人生を豊かにしてくれます。


この本を読んで、私も「ごきげん」でいる技術を手に入れたいと思いました。自分を大切にしつつ、他人にもポジティブな影響を与えられる存在に。

こちらの本はAudibleでも聴くことができます⇩

そういえば、「ネガティブ思考も悪くない」という考え方。昨年に読んだ別の本でも目にしました。こちらは"TAROMAN"を生み出したクリエイターのお話。

ポジティブもネガティブも、用法容量を守って、適度にバランスよく使いこなしていきましょう。

それでは、本日も素敵な一日になりますように!

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