歌詞のあれこれ757 スイートブール

高校時代のボクって
知っていたけど　カスでクズで
イチニチを無意味に過ごしていた

授業は聞いているフリ
課題は解いているフウ
学生生活を謳歌したようなソブリ

なんて無駄にしてしまったんだろう？

そんなボクは　売店で
いつも　スイートブールを買う
理由は簡単　
デカくて腹持ちがいいから
弱点は　味が少ししかないこと
だけど　ほぼ毎日は　買っていた

あの頃を振り返りたくはない
あの頃はどうしようもない馬鹿で
この頃ふと思い返してみたくなる
この頃ふと現実逃避したくなるから

学生気分は卒業したつもり
社会人になったつもりはないが
学生を見ていると羨ましい
社会人が嫌いになってくるよ

戻りたいけど　戻れない
だから　たまに
スイートブールを買う
懐かしい味　値段は少し高くなり
半分こで
食べないといけない感に
なってしまった　嫌だね　ほんと

学生時代のきらめきを
思い出すつもりはない
学生時代のときめきを
思い出すつもりはない

学生の時に感じた想いは
とっくに雲散霧散
学生の時に好きだったあの子は
もうすでに音信不通

またもう一度　再チャレンジ
できれば　したいけど
体育だけは休ませて
マジで今は体力がないんだから

いい思い出なんてないけど
悪い思い出もない
このバランスが取れた記憶が
学生の時に感じなかった想い

よしわるしは決められない
今も昔も　未来は知らない

また　ボクは　コンビニで買う
あのでかいパンを
ナミダは出ないけど
少しだけ酸味が増したよう

味覚感覚が大人ってやつに
変わったしょうさなのかな

なんて惨めな感じだろうか？