13.2024年5月31日(金) トレーニングで効果を出す方法 4回目/全5回 【自分に合ったトレーニングをする】
4回目の今回は
個別性の原則
についてご案内いたします。
今回、かなり長くなると思います。
大変申し訳ございません。
個別性の原則とは
=自分に合ったトレーニングをする、という意味です。
きっと、皆様『当たり前じゃん!分かってるよ!』と
思うでしょうが、私が見てきた中ではこれを分かっていない方…実は多いです!
個別性=【自分に合ったトレーニングをする】が分かっていない方の
具体例を3つご紹介します。
①YouTubeでゴルフのトッププロのスイングの説明を見たAさん。
その理論を鵜呑みにしてしまい、ゴルフスクールのコーチのアドバイスを聞かなくなる(笑)
→そのプロの実力とAさんの実力・現状・課題と全てが違うわけです。
理論を実際に試すのは良いんです…が、Aさんの現状を知っている
ゴルフスクールのコーチの方がAさんの事を分かっているので言う事を聞いた方が上手になる確率は高いと思います。
Aさんの今、優先すべき事柄からやっていくべきですね。
ここで悪いのは…トッププロのスイングを鵜呑みにして盲信してしまう事です。
(※この話はゴルフのティーチングプロからすごく聞きます)
②ボディビルダーとして活躍するBさん。Bさんに憧れるCさんは現状はトレーニング歴2ヶ月の初心者だが、憧れるBさんのトレーニングメニューをネットで発見!
同じ種目でトレーニングするようにした。(重さだけは自分の使用できる重さ)
→BさんとCさんは体力も、トレーニングの効かせ方も、レベルも、現状の課題も全てが違います。はっきり言ってCさんが真似をしても同じようには100%なりません!
これは断言します!
③小学校の運動会で50m徒競走が速くなりたくて、毎日1.5キロのジョギングをしている。
→同じ走るでも短距離と長距離は違います。持久力をつけるジョギングをしても瞬発的に力を発揮する50m走の能力は基本、高まりません。
これは専門知識がなくてもわかりやすい事例です…
まず最初にこれが大切!
今の自分が何を目指して、どういうレベルで、何が課題で…そういった部分を考慮して
自分のやるべきトレーニングを決めましょう。
YouTube・ネットで発見したトップの人のやり方は、もちろん正しいやり方でしょうが、それがあなたに合う確率は低いです。
理由はあなたがそのトップの人ではないからです。
(課題も現状も違います)
全てのスポーツ・トレーニングとやり方は無数にあります。
(プロ野球選手も打撃スイングフォームも千差万別ですよね?
トップの中でも無数にあるんです)
そのトップの人は、試行錯誤した上でようやく自分なりのやり方(個別性=自分に合ったやり方)を確立したんです。
トップの方が自分“だけ“に合ったやり方を確立したんです。
それがあなたに合うやり方かどうかはわからないです。
ただ合わない可能性が高いです。
ただ期間を決めて試してみるのは、いいとは思います。
何が合うかを自分で知るためです。
そのやり方の数%でも自分にハマる可能性もあるからです。
そうしたら、その数%だけは自分のモノにしてしまえば良いです。
そういう試行錯誤で色々な人のやり方を少しずつ盗んだものを積み上げたものが『あなたに合ったやり方』になります。
◾️まとめ◾️
あなたのやり方(個別性)は、
①自分の現時点がわかる事が大切。(現状の体力とか優先すべき課題とか…目標も)
②その中で考えて、自分に合いそうなやり方を色々と試してみる。
③試して合わないと思ったら、そのやり方は捨てる。会うものが数%でもあればそれだけを自分のものとして盗む。
(※普通に考えたらベーシックな・基本的なやり方を選ぶ!それが多くの人に合いやすいから)
④良いものを足し合わせて、自分なりのやり方を確立してレベルアップしていく。
⑤また①に戻り②③④と繰り返していく。
以上です。