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就活が終わったら婚活?
最近、結婚についてよく考える。
私は3月で大学を卒業する。
大学3年生くらいから、漠然と将来への不安を抱いていた。
就活をするか、大学院に行くか、はたまた海外へ行くか。
色々と迷っていたせいで、就活は出遅れ、内定が出るのも遅かった。
ようやく就活が終わって、自由な時間ができた。
今後の未来について、よく考えるようになった。
就活が終わると、だいたいの自分の未来が見えてくる。
おそらく一番将来を見通しやすいのが、一般企業か公務員などのいわゆる組織で働くことを決めた人たちだろう。
すると、だんだんと、結婚とか、子供とか、安定的な未来を描き始める。
ついこの間までは、「自由に、グローバルに、生きていきたい。子供はいらない」なんて言っていたのに。
未来を描いてみるということで、10年後の理想の自分を想像してみた。
今が23歳なので、33歳になるわけだ。
結婚はしていたいし、30過ぎて出産はリスクも高いので、20代のうちに出産を終わらせていたいな。と思った。
はて?
ということは、あと残りは7年しかないぞ。
はて?
仮にお付き合いを初めて3年は一緒に過ごして結婚するとする。
ということは、残り4年。
子供は2人は欲しいと考えると、4年で2人出産の計算になる。
今は彼氏がいないから、今年頑張って彼氏を見つけるとする。
すると、26歳で結婚して、27歳-30歳で子供を産むくらいの計算か。
はて?
もし今年、パートナーが見つからなかったら、この想定年齢がどんどん高くなるということだ。
あれ。結構焦らないとダメじゃない?
女だから、なんて大学時代は絶対に言いたくなかった。
男だから、女だからとかいう固定概念で話したくなかった。
でも、現実的に考えてみると、特に女性は、若ければ若いほど、結婚相手となる対象の母数は増える。私が出産を考えているのと同じくらい、男性も出産を考えているだろうから。
でも、同じ年代の男性陣は、まだ結婚なんて考えていないだろう。
男性は、社会人になって、少しは遊びたいと考えている人も多そうだし。
であれば、今の自分と結婚を前提にお付き合いしてくれる相手は、現在26-28くらいの男性が考えられる。
ここで私は人生で初めて、男性が年上で女性が年下のカップルが多いのかがわかった。
つまり、女性は結婚を考えると、自分よりも上の男性の方が、結婚が現実的になるからに違いない。(極論です)
(※今更ながら、この文章は私の独断と偏見パラダイスです。)
考えれば考えるほど、今からでも付き合う相手を見つけた方がいい。
ただし、同級生以外で。
そう考えると不思議だ。
学生時代は基本的に「同級生~1.2年差=恋愛対象」として捉えてきたが、社会人になると途端に恋愛対象の年齢がつり上がる。
もし自分が男の人だったら、自分たちの同級生の女の子たちが、上の世代に取られていくのはなんだか相当悔しい気がする。笑
でも、女の人の目線からすると、自分たちの同級生が続々と年下の女の子達と結婚していくことになるのだろう。こっちは何も悔しくはないが。
今までの学校生活で被ったことのない世代と結婚し、今まで一緒に成長してきた世代とはお付き合いはしても結婚はしない。
なんだか不思議な感覚になった。
就活が終わったと思ったら、もう婚活を意識して相手を探さないといけないなんて。昔遊んでいたマリオのゲームみたいだ。1ステージクリアしたと思ったら、次のステージが否応なく始まって、止められないみたいな。
そして、私はふと思った。
私はいつからこんな典型的な幸せを考えるようになったんだろう、と。
私の思想が大きく変化しつつある。
大学時代は、全く合理的ではないから結婚なんてしないと思っていた。
彼氏との結婚を想定してお付き合いをしている女の子たちをみて、「今の相手と結婚するわけないじゃん」と思っていた。むしろ、自分の人生を生きた方が、結婚よりいいでしょ。とすら思っていた。
こんな大変な世界には、子供は産まない方がいいと思っていた。
今、親がいない子供たちがいるのだから、その子達を養子として授かって、自分の子同然に育てたいと思っていた。たとえ独身でも。
だけど、今はそうじゃない。
結婚したいし、子供も欲しい。一人より、パートナーと支え合っていたい。
私はどうしてしまったのだろうか。
こんな凝り固まった思想をどこに秘めていたのだろうか。
何が私を変えたのか。
でも驚くのが、別に嫌ではないということ。
こんな考えを持つようになった自分が、嫌ではない。
むしろ、少し愛しくも思えること。
今の気持ちや変化をどう表現していいのか、
私にはまだわからない。