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BIとCIとVIの違いを考えてみました [後編]
書こうと思いつつ、つい書き忘れていた前編の続きを書くことを思い出したので書きます。
私は同じテーマを数千文字に展開させるとき、2000文字あたりを超えてくると記事としてみなさんが読みづらくなるのを避けるため、分割してます。それを同時並行に数種のシリーズを同時並行に書き進めるものでして、たまにこういう書き忘れ、アップし忘れがあります。
前回は以下のことについて、わかりやすく説明をさせていただきました。
BI/Brand Identity(ブランドアイデンティティ)
CI/Corprate Identity(コーポレートアイデンティティ)
VI/Visual Identity(ヴィジュアルアイデンティティ)
ここでは再度説明は割愛します。これらの意味についてはまずは前編記事をご参照ください。
この3つの専門用語はブランディングを進める方にとっては、どこかでぶち当たり、考え、悩み、泣き、時に助けられる大切なブランドワードです。場合によっては制作を外注されて解決する内容のものです。
そこで、このBI/CI/VIを前回よりもさらに簡単に解説してみます。
BI/Brand Identity(ブランドアイデンティティ)
→ 魂 or 人格
CI/Corprate Identity(コーポレートアイデンティティ)
→ 肉体
VI/Visual Identity(ヴィジュアルアイデンティティ)
→ 容姿(ファッション/身だしなみ)
いかがですか?
つまり巷でマーケティングに関わる方々が、ああだこうだと説明される、あるいは場合によっては語る方により解釈が変わる謎なブランドワードの超要約バージョンといったところです。
ブランドには、
魂や人格というものがあります。これがBIです。
肉体がなければ動きませんし、人間の目からは認識されませんよね。幽霊じゃないので。これがCIです。
また逆もしかりで、肉体があっても魂がなければ、それは人ではなく人形です。機械です。人形も機械もターミネーターではないので、自分の意思では動きません。そして魂は意思を持ちます。
また一方で、人間は社交の場で裸で出ていく人を私は見たことがありません。つまり速攻、通報され逮捕です。現代人は服が必要です。そして、その人が着ている服や身につけているアクセサリー、靴、ヘア、爪、ひげ、歯、身だしなみ、これで人は目の前に立つ知らない人間がどんな人かを「瞬時に、好き勝手に」解釈します。見る人からしてみたら、中身である魂も顔や手を除いた肉体も見えていませんし関係がありません。
これ結構重要じゃないですか?ってことなんです。これがVIです。
ブランドは、つまり人間なんです。
みなさんが作る人間です。
魂や人格(BI)を決めたあげ、それ表現する肉体(CI)を作り、その人格や肉体にふさわしい服(VI)を着せてあげる。
ブランディングって、
つまりこれをやって人から価値を感じてもらうことなんですよ。
いかようにも作り上げられるんです。自由に。
それは本当にみなさん次第です。
ブランドにパーソナリティやアイデンティティを設定する大切さ
お分かりいただけたでしょうか。