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返事を返さない
返事をしない子はいませんか?
何か声をかけたとき、指示を出したときなどに、返事が返ってこない子は意外と多いと思います。
何かふてくされたり、理解ができなかったりして返事がないのならまだ理由は分かりますが、特に理由がないのに返事をしないと、困ってしまいますよね。
そのような場面で、
「返事は?」
と聞くと、
「はい」
と答えることはできるのに、毎回毎回「返事は?」と聞くのは嫌になってしまいますよね。
また、返事をしない子の大半は、反応も示さないことが多いと感じています。
本当に分かっているのか、何を考えているのか、反応だったり、返事だったりがとても大切になってきます。
反応、特に返事がないと、本人が困ることがたくさんあります。
そのなかでも1番大きいのが、相手に与える印象です。
返事がないと
「この人は話を聞いてくれない」
「この人に話をしても、つまらない」
「この人に言っても意味がない」
と思われてしまいます。
そうすると、友達も離れていってしまいますし、何かあったとき助けてもらえなくなってしまいます。
ですので、返事をすることは今後の生活でもとても大切になってきます。
私が行っていることでもあるのですが、
返事をしてもらうためには、『合言葉』を決めて、その合言葉のあとに返事をするといった練習をすると効果がありました。
返事が苦手な子は、返事を返すタイミングがよく分からないと感じる子が多く、言葉のキャッチボールのように、合言葉の後に返事をするといったやりとりが必要だと感じました。
例えば、
「先生が指示をだしたとき、『理解した?』と、聞いたら返事をしてくれる?」
と、『理解した?』が合言葉になって、その後に返事を返す方法です。
始めは、返事を返す習慣がないので、黙っているかもしれませんが、
「合言葉だよ」
と、返事をしないことに注意するのではなく、
合言葉が出たから気付いてね。
といったニュアンスで伝えてあげると、本人も嫌な気持ちにならずに、返事をすることができるようになってきます。
合言葉で反応できるようになってきたら、
次のステップとしては、返事のタイミングです。
返事の返すタイミングはとても難しいと思いますが、
◎〜してくれる?
◎分かりましたか?
など、語尾が上がるときには、返事のタイミングが来るよ。と、いうことを日常生活の中で教えてあげる必要があると思います。
その繰り返しで、
返事の『習慣化』と『タイミング』が掴めるようになると、自然と返事ができてくると考えています。
しかし、一度や二度やったからといってなかなかスムーズにいかないことも多いです。
根気強く支援をしてあげられたらよいと思います。