知っていますか?身近な疑問 体重計で体脂肪率が測れるのはなぜ?
みなさんは体脂肪計に乗ったことはありますか?
最近の体重計には体脂肪を測定する機能が備わっているため、
ほとんどの方が体重のついでに自分の体脂肪率を測ったことがあるのではないでしょうか。体脂肪とは、皮膚の下や内臓についている脂肪のことを指し、これが多すぎると糖尿病や高血圧など、様々な健康上の危険性があります。
そう考えると定期的に体脂肪率を測って、自分の健康に影響がない程度なのかを意識することは大切ですね!
でも、そもそもなぜ体脂肪計に乗るだけで体内の脂肪の量が分るのでしょうか。考えてみると不思議ですよね?
実はその仕組みは意外にもシンプルです。
私たちの体は60%が水でできていると言われています。
水は電気を通しますが、脂肪は電気を通しません。体脂肪計の台についているあの金属板は実は電極で、そこから体内に電気を通し、低効率を測定することで体内の脂肪率を計測しているのです。低効率が高ければ、電気を通さない脂肪が多く、体脂肪が多いことになります。反対に、体内の水分の割合が高く、よく電気を通す人は体脂肪率が低いことになります。
この原理を知っていると、1日の中でも体脂肪率の数値に変動がある不思議も簡単に説明できます。お風呂上りに体脂肪率を測ると低い値が出るのは、湿った体が水分を良く通すからであり、反対に朝に測ると高い値が出るのは、寝汗をかいて脱水気味になっているからなんです。
ダイエット中、体脂肪率が気になってしまう方は、水をたっぷり飲んでお風呂上りに測ると、その日は良い気分で寝られるかもしれませんね!
最後まで読んでもらえてうれしいです!
他にも、「宇宙服を着ずに宇宙に出たらどうなるのか」「水はどこから来たのか」など、気になる科学の疑問は下のリンクからご覧ください👇👇
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでくれたあなたの好奇心に感謝🚀
チップで科学愛好家の一員に!