3学期 はちゃめちゃなクラス、落ち着きました。
『何気ない毎日の中で、心が動いたときのことを記録していく、わたしの日記帳。 』
自己紹介文です。これはわたしが初任の時に出会った「作文教育」の考え方からきています。教室の中では、「日記や作文、詩などを通して、自分の正直な思いを表現すること」「表現した作品を読み、その人の考え方や、良さ、その人らしさを知ってもらうこと」を大切にしてきました。
と言っても、当初うちのクラスでは、教室の中で困っている子ほど、言葉にならない怒りや不満が「死ね」「めんどくさい」「死にたい」など拙い言葉になってしまっていたので、代弁するところからのスタートでした。そういう言葉を放たれた瞬間は、本当にはらわたが煮え繰り返りそうな気持ちになるのですが、そこは耐えて、一歩引いて「本当は〜だと思っているんじゃない?」とか「言いたいことって〜と言うこと?」と歩み寄ることで、子どもの「きー!」という雰囲気が一気にしゅーんと落ち着くことが多いです。
自分の思いを誰かに分かってもらうことは、やっぱり大人も子どもも、安心するよなと痛感します。また、書くことや出すことで、自分の中でもう一度考え、反省したり、噛み締めたりして、次に繋げることができるなと、思います。
そんな思いを胸に秘めながらも、感情的になることも多く、たくさん声を荒げる失敗もしてきました。失敗するたびに子どもたちに正直に謝りました。自分の思いを伝わるように話し続けました。
これでいいのかと悩むことばかりでしたが、3学期になった今の穏やかな毎日。ありのままの自分でいられていることを嬉しく思います。
失敗して、悩んで、謝ってを繰り返した学びの年でした。本気で教員をやめようとも思いました。子どもたちの心の声に耳を傾け続け、長い目で、温かく支えることの難しさを改めて学びました。同時に、粘り強く向き合うことで、返ってくる嬉しい反応があることも改めて学びました。
あと30日くらい、毎日をスペシャルにしていきたいです。