空色
わたしは、好きな色を聞かれると「空色!晴天で雲が一つもない真っ青なやつ」と答えることが多かった。
わたしの中の空色はクリアな"真っ青"だった。
色んな空を見ていたはずなのに頭に浮かぶのは一色だったのだ。
でも、最近は変わり始めている。
夕暮れの空を染める深い茜色、まだ太陽が上がりきっていない早朝の深い紺色に光が差し始める東雲、思わずぼーっと見つめてしまう彩雲など、、、保育園からの帰り道や1人時間が欲しくてたまに行く早朝のお散歩など、仕事ばかりしていた時と時間の過ごし方が違うのはもちろんだけど、子育てが始まってから、足を止めて空を見上げることが増えたのだと思った。
なんとも神秘的な空色の時も多く、最近はなんて色なんだろうといつも気になっている。
先日、色辞典を少し手に取ってみたら、色の名前はなんと多いのだろう。そしてその名前たちの素敵なこと。
今まで以上に空を見上げるのが好きになった。
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