見出し画像

マクドナルド物語vol.3〜承認される嬉しさ〜

ご来場、ありがとうございます。

お待ちかねのシリーズ第3弾です。さぁ、張り切って書くぞ。

必要とされているという事




働き始めてから1ヶ月ほど経つと、週6回、常にフルの8時間労働。なんなら、8時間を過ぎても楽しくて無償で働く僕はタイトルをどんどん上げて行きました。
あれもやりたい、これも知りたい。
楽しくて仕方がありませんでした。

マクドナルドにはクルーを出来る仕事や、スキルのレベルをタイトルで表し、任せられる仕事が増えたり時給が上がったりします。

最初はCクルー、Aクルーになったら一人前です。
僕はあっという間にAクルーのタイトルをもらう事が出来ました。
昼ピークを毎日経験している僕のスキルは、マクドナルドを紹介してもらった友達をすぐに越えてしまったのです。

もちろん周りのクルーからも、信頼される様になってきて存在感をアピール出来る様になってきました。

友達に「いいよな、学校も行かないで、働いてられるんだもんな。」

そんな皮肉を言われましたが、明らかに充実してきた毎日を経験した僕は
「仕事したいなら、学校辞めればいいじゃん。楽しいよ」と学校に行ってない事を恥ずかしい事だとは思わなくなっていました。

仕事で褒められたり、出来ない事が出来る様になった時のあの感情は、いままで味わった事のない物でした。

毎日が楽しい上に、お金も貰える。

何よりも、自分はこの場所で必要とされているんだ、という実感を味わう事ができたのです。

あの頃はただ夢中に働いていただけで、受けているトレーニングのスキルの事など考えもしませんでしたが、とにかく受けるのは承認のトレーニングでした。

「すごい」「いいね」「完璧」「最高」

そんな言葉がすぐに出てきます。

褒められると言う事がその人にとって、どれだけの自信になるか。
承認されることがどれほど幸福感を高めるか。

マクドナルドのトレーニングマニュアルには、【必ず承認する事】なんて項目はありません。
ただ、皆さん楽しんで仕事を行っているので、自然に承認する事が出来る様になって行くのです。

大人になり社会に出て行ってから、承認のスキルを覚えようとしても中々難しいと思います。
それこそ本を読んだり、セミナーを受けたりしなければ気づかないかもしれませんよね。

16歳の頃に承認の文化に出会う事が出来て、僕は幸せ者だと思います。

まぁ、当時の僕はそこまで深くは考えてはいなかったのですが、承認のトレーニングを受けてモチベーションは最高潮。

学校に行くよりも、断然充実した毎日です。
いつしか自分も人に教えられるようになりたい。リーダー的な存在になりたい。
そんな気持ちから憧れのタイトル【トレーナー】を目指して、マクドナルドにどっぷりハマって行くのでした。

最近、働く事に満足感を感じていますか。

働き方改革という言葉が世に出始めて、沢山の企業が現在も取り組んでいるのではないでしょうか。
社員の事を思った取り組みに感じますが、企業の独りよがりになるケースも少なくありません。

無駄に休憩をとらしたり、施設の移転や、改修を進めたり。
間違いではないとは思いますが、一番は社員の方々が働いていて、仕事そのものに満足感や幸福感を持てるかと言うことだと思います。

働く事が楽しいと思える会社作り。
承認に溢れてお客様にも、社員同士にも感謝できるそんな会社です。

マクドナルドで働く事で、その片鱗を体験する事が出来ます。

それは自分は「人に必要とされている仕事をしているんだ。」という事を感じさせてくれる、優秀な仲間たちが沢山いるからです。

こんな風にアルバイトまでもが会社を愛し、仕事に価値を感じることが出来る。
素晴らしい事ですよね。

もちろん人それぞれだとは思いますが、そんな笑顔が溢れる職場だったら最高ですよね。

まずは自分自身が仕事を楽しみ、何か価値を作れるかを考えて行動する事が大切です。

そして優先するのは自分の気持ちばかりでなく、周りの人も楽しめているかだと思います。

従業員が働く事に幸福感を感じていれば、自然とサービスを受ける側には伝わりますよね。

これが本当の意味での働き方改革だと、僕は思っています。

やはり【他者貢献】の先に【価値提供】があるという事。
【価値提供】の先に【幸福感】があるという事。
こんな風に全ては繋がって行くと思います。

他人の幸せを願う事が、自分の幸せになっていく。

カッコつけすぎかもしれませんが、事実だと思います。

マクドナルドで沢山の事を学びましたが、今考えるとこれが一番重要な事でしたね。

しかしマックの事書くの、本当に楽しい。
めちゃくちゃ自己満足で、すみません。

読んでいただき、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集