パイロットの標準的なインクの混色実験 一般書記用 瓶インク ブルーブラックとブラック 比較
楽しい実験。パイロットのリーズナブルな一般書記用インクを混ぜて好みの色を見つけます!
前回の耐水性実験で、たしかにパイロットの標準のインクは耐水性が高いことを確認しました。ただ、ブラックやカートリッジに比べるとブルーブラックの瓶インクがやや褪せやすいという結果になりました。
記事にも書きましたが、こちらのブログによると、ブルーブラックの瓶インクに、ブラックのカートリッジインクを混ぜると耐水性が高まるらしいのです。
前回の実験では、ブラックに関してはカートリッジインクと瓶インクで耐水性に大きく違いはないように感じました。ブラックそのものが耐水性が高いのではないかと推察します。
そして、瓶インクのブルーブラックに瓶インクのブラックを混ぜて使っているブログもいくつか見つけたので、私もやってみようと思います。好みの混合比を見つける実験です。混ぜた場合の耐水性も確認したい。
こちらのブログでは、ブラックとブルーブラックを1:3で混ぜるのをおすすめされています。写真を見た感じ、私の好みからはブラックが多すぎるように感じる。
こちらのブログでは、ブラックとブルーブラックを1:5〜10で混ぜていらっしゃいます。厳密ではなくて、ノートに書いて好みに合うように調整されているらしい。
この2つのブログから、今回はブラックとブルーブラックの比を1:1〜10で比較しようと思います。
注: 公式には混ぜてはいけないらしいので、真似する場合は自己責任でよろしくお願いします。
方法
思わず論文口調になってしまいそうな道具たち。クリボーに見守ってもらいます。
次に、ブルーブラックのインクを、0.1mlから1.0mlまで0.1ml刻みで入れていきます。
蓋にマジックペンで比率を書いていく。
混ぜると蓋にだいぶ付いてしまった。開けるのに苦労する……。別の方法で混ぜるべきだったやも。
おまけとして、所有しているインクのうち、青(緑)、黒系も下に書きました。
結果
ブラック:ブルーブラックの1:1は、ニュアンスのある黒の雰囲気あります。これはこれでいい感じかも。
どうですか? 私は1:5から1:8ぐらいが程よく青みが残ってて、かつ黒すぎなくていいかなと思いました。綿棒や筆で書くなら1:2でも青みがあって綺麗。
そして、せっかくなので耐水性の実験も追加しました。
スキャナーで取り込んで、
比較画像。
混ぜたインクについては、ブラックとブルーブラックの比が、1:1〜1:5あたりまでが色が褪せにくいように感じました。
考察
今回、パイロットの一般書記用の瓶インク、ブルーブラックとブラックを比率を変えて混ぜました。私の好みからは程よく青みが残る1:5から1:8の比率が良いと感じられました。一方、耐水性で比較すると、ブラックが多く混ざるほどやはり耐水性が高まり、1:1から1:5までが特に水に晒したあと色が褪せにくい結果となりました。
この2つの結果から、私にとって、混色による最適な比率はブラック:ブルーブラックが1:5ということで決定です!!
ええ、楽しいですね!
そうなるとですね、パイロットの一般書記用インクって容量が3種類あるのですよ。30ml、70ml、350ml。……見えてきませんか? 70:350は、1:5であるのが……。
え、ちょっと待って。私、文豪でもないからこんなにインク消費できないのに、欲しくなってしまうではないですか。ちなみにインクの消費期限は製造から3年らしいですね。ま、自己責任なら何年でもいいでしょうけども。
と、とりあえず、今回実験に使った30mlを使い切ってから考えるとしよう……。実験で使った分を含めて、ブラック6ml、ブルーブラック30ml使って、残りのブラックはブラックとして使うとして……。
最後に
使ったブラックインクは1ml、ブルーブラックインクは5.5ml。混ぜると1:5.5のインクとなりますね。奇しくも今回決定したインクとほぼ同じ比率ではないですか。
パイロットのペン習字ペンEFをね、買ってしまったんですよね。手持ちのインクは全種類使ってしまってますので、こちらのインクを入れていきたいと思います。
気になる人用に。
使用した道具たち(順不同)
Amazonアソシエイトやってます。インクは掲載してません。
タミヤの瓶はプラモデルコーナーなら100円ちょっとでしたよ。