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筆ペンでありあわせの半紙に写経する楽しさ
写経いいなぁと思って。
ペン習字は一日2枚と決めて、それは毎日続けている。万年筆エラボー(SEF)で丁寧に書く。もう80枚にもなったので続けられそう。ここで枚数を増やしてしまうと負担感が増すので2枚は厳守している。
たまに、もっと書きたいなっていう日がある。何もかも忘れて没頭したいとき。ジャーナリングと違ってお手本を書き写すのって没頭感が強い。その日だけペン習字2枚を越えて書いてもいいのだけれど、トレーシングペーパーの消費量が増えるのもなぁと考えているうちに思い出した。
半紙が余ってる。思ったより子どもの学校の書道では消費しなかった。それに、筆ペンがなんだか何本もある。わかってる。文房具好きな私の手元には集まってくるのよね。しょうがないですよね。(しかも写経用の筆ペンをついポチッと増やしてしまった)
せっかくだからテンションが上がるお手本を探す。お手本付きの写経用紙をAmazonなどで検索しているうちに、文房具屋で見比べて写経用紙で好きなお手本を探すより、本からコピーする方が選択肢が多いんじゃない?と気づく。『写経 お手本』でGoogle先生に聞いて画像検索をしたり、Amazonで写経の本を探したり。
図書館でいくつか予約する。ネットでお手本をダウンロードできたりもする。
いくつか見比べた中で、こんな字を書けるようになりたい、と思ったお手本をコピーした。持っている筆ペンをジャーナリングノートに書き比べて、小筆っぽい本格的な筆ペンはまだ私には早いな、と再確認する。習っていた小学生のときでも小筆は苦手だったわ。震える。ただ持ってるものはちょっと太いのかもしれない。写経用のが届いたら試すべし。
しょうがないので硬めの筆ペン。持っていた中で、パイロットの筆まかせが程よい。芯が硬いので細い字も書けるし、ゆっくりのハネでまぁまぁ太い字幅にもなる。さすがパイロットさんである。万年筆では大変お世話になっております。筆ペンも素晴らしいです。
10本組の方のクチコミでは私と同じように写経に使われている人が結構いそうである。わかる。なんだか上手くなった気になるもの。
いつもやっているペン習字よりも集中力がいる。文字そのものになるかのような。吸い込まれていきそう。なんて美しい字なんだ。ちょっとでも近づきたい。
疲れるので、一日に2行くらいでいいなと思う。ちょっと書いてみて、休憩する。2行書いたあと、ジャーナリングノートに万年筆で書く文字が明らかに美しくなるの楽しい。
慣れたら小筆タイプの筆ペンにレベルアップして、最終的には墨を磨って写経用の小筆で書くようにまでなりたい。
今からやり始めて、80歳になる頃にはきっと上達するんじゃない? 楽しみすぎる。