万年筆とジャーナリング たゆたう心 INFJ
ひとりの時間ができるたびにジャーナリングしてる。
とりとめのないことを書き綴る。万年筆の良さを考えてる。
万年筆にもよるけれど、すらすらすら〜っと力をあまり入れなくても速く書けるところがいい。私の思考の流れをそのまま書いていける。
40歳をこえてから、モーニングページについて知ってジャーナリングをするようになったんだけど、それまでよくも書くことなしに生きてきたものだなって思うくらい、私にとって必要な時間。
初めて書いたとき。私は、自分のことをもっと性格が良くて清く正しいことばかり考えてる人だって思っていたのに、全然違うことを発見した。ドロドロした意地悪で悪どいことを山ほど考えていて、それを見てみぬふりをして美しい生き方だけしたいと自分を押し込めていてしんどかったことに気づいたんだ。
人のことを山ほど妬んでたし、自分だけ損してると感じてたし、情けなくも腹立つことばっかり考えてた。本当に望んでいたことについて知らなかった。びっくりだよ。
なあんだ。私も普通の人間で、情けなくて、しんどかったら助けを求めて休めばいい、ちっぽけな人だけど、よく頑張ってるとこもあるじゃない。ちょっとおおらかな母性のある私と、子どもっぽい、助けてって、頑張ってる私を見てって言ってる私とに分かれて、おおらかな私がいいよ、やりたいことやりなよって応援してくれる。
その頃は、ぐりぐりと力強くボールペンで書き殴ってた。そのうち、自覚している自分の考えと、ジャーナリングして出てくる考えとが一致してきた。一個一個ゆっくりじっくり絞り出すように書いてたのが、取り留めもないことをたくさん書くようになって、ボールペンでは手が痛くなるし遅いし。昔憧れて買って放置していた万年筆で書いてみたら、このスラスラがちょうどよかったんだ。
今日はリュックにいつも入れてるプラチナのプレピーで。手が書き記してる。
ジャーナリングしていると、ちょっとぼーっとしてきて眠たいような夢うつつに近いような、なんともいえず、ここちよい、たゆたうような気持ちになる。音が遠のいて、でも音楽が際立って聴こえてくるような。
いつのまにか増殖してる万年筆と万年筆インク。珈琲をお供にしたジャーナリングの時間。どれも愛おしい。
以前にも紹介したけど。乾かないし安いから持ち運び用にしてる。