見出し画像

座禅で軌道修正



調子が悪いときの軌道修正

先週の三連休から、いまいち心身ともに不調でした。
たいした理由はないのですが、不慣れかつ急ぎの仕事のために連休の一日をつぶさなくてはならなくなったこと、夜遅くに気が張るオンライン会議が続いたこと、季節の変わり目で体がついていけてないことが原因ではないかと思います。
頭痛(というか頭皮の痛み)と倦怠感があり、一日会社を休み、他の日もかなり効率が落ちていました。気持ちも滅入ってしまい、スマホのブロックパズルばかりやっていました。肩が凝って、ますます体調不良になってしまいました(涙)。

そこで、まずは平日夜に近所の温泉施設に行きました。ゆっくり温まり、マッサージ屋さんへ。私は足がむくみ、肩から背中はがちがち、頭皮も動かないくらい硬かったらしいです(涙)。マッサージをしてもらったら、嘘のように楽になりました。市販の頭痛薬を飲んでも治らなかった頭の痛みもすっきり。
その後も少し食欲のない状態が続いていますが、食べ過ぎない、お酒も飲まないことで、むしろ体調はいい。そのうち元に戻ると思いますが、たまにはあまり食べないのもいいのかもしれません。

心身ともに不調のときは、早めの軌道修正が必要です。放置したらきつい状態が続くだけ。
今回は、まずは体の軌道修正を図りました。持論ですが、まずは体を元気のすることが必要。
でも、それだけではメンタルまでは戻らない。ブロックパズルをやめられない(笑)。
そこで、今日はメンタルの治療に行ってきました。


今日の座禅で学んだこと

隣の区に、毎週日曜日の夕方に誰でも座禅のできる有名なお寺があります。一時は大物政治家も座禅に通っていたというお寺です。
コロナ前は、住職さんのお話、読経、座禅で2時間かかっていたのですが、コロナ後はお話が短く、読経がなくなり、1時間で終了しました。2時間だとちょっときつかったのですが、気軽に参加しやすくなりました。

今日もまず、住職さんのお話から始まったのですが、すっと頭に入る、わかりやすいお話でした。簡単に言うとこんな感じ。

「自分が戦わなければならないのは他人ではなく、自分の心。一番強いのは、自分の心に打ち勝つことのできる人」

これは本当にそう思います。過去の自分、何らかのことがうまくいかないと嘆いている知人、過去に書きましたが、他人に迷惑をかけまくったいまは亡き両親。みんなうまくいかなかったのは、自分の心に打ち勝てなかったからでした。
過去の自分について言えば、集中力が足りず、うまくいかないと言い訳して、愚直に努力できなかった。努力しなかった結果は当然ながら不本意なもので、そのときはもちろん悔しかったし、悲しかった。だけど、自分のせいだとは考えずに運命のせいにした。
その場の感情をコントロールできず、深く考えずに他人に不適切な言動をしてしまった。その結果、他人を傷つけたり、距離を置かれてしまったりした。そのときは相手のせいにしたり、これまた運命のせいにしてしまった。

人生には一見、不可抗力に思えることがあります。どこに産まれるか、どんな姿かたちに産まれるか、幼少期に周囲にどんな人がいるかは、たしかに不可抗力です。病気になることも不可抗力のように思えますし、事故や災害に遭うことも多くは不可抗力です。ですので、すべてが「自分の心に打ち勝つことでどうにかできる」と言うつもりはありません。
でも、自分でどうにかできることは、思っているより多いのではないかと思います。
生来の姿かたちは変えられなくても、運動などで理想の体型を作ることはできる(限界はありますが!)。メイクや服装でも印象は全然違うし、何より内面は表情に出てくるものです。
病気にならないように日常生活に気をつけることはできますし、早めに病院に行けば治る病気はたくさんあります。
周囲の人とどうしてもうまくいかなければ、居場所を変えてしまえばいい。
不可抗力の出来事も多々ありますが、日ごろから備えておけば、被害を小さく抑えることもできます。
今回のように、小さな不調のうちに、スパや座禅で整えると、深刻にならないうちに軌道修正できます。
そういうことを改めて学んだ座禅の場でした。

ひさしぶりだったので作法を忘れて住職さんに注意されたりもしましたが、終わったらとてもすっきりしました。これからしばらくは毎週日曜日に通います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?