詩【僕らは永遠には生きていられない】
太陽がのぼり
月がのぼって
また太陽がのぼる
変わらない日々を
繰り返してる
変わらない時間を
巡ってる
君が笑う
隣の犬も笑う
それを見る僕も
いつの間にか笑ってる
君はいつから
そこにいたんだっけ?
そう
巡る時間の中で
君を見つけた
クロノスタシス
君に触れて
また世界が動き始める
泣き合ったり
ぶつかり合ったり
笑い合ったり
求め合ったり
ひとりとは違う
ふたりの時間軸へ
それは
あまりも静かに移動していった
僕らは永遠には生きていられない
そんな事はわかっている
なんなら
自転車に初めて乗れた頃から
わかってる
限られた時間の中
同じ様で
少しづつ変化し続ける時間の中で
人は命を燃やし続ける
明日が来ると信じながら
否
信じていたくて
燃え盛る松明をかかげ
先の見えない闇を照らし
今日を生きている
君が笑った
隣の犬も笑う
それを見る僕も
いつの間にか笑ってた
今、当たり前の様に
寄り添い合い
いつもと変わらない日々を
いつもと変わらない顔ぶれで
平々凡々と過ごす。
それは、
掛け替えのない日々であったと
失って気がついて…
振り向けば
あまりに優しい
夕日の様な日々であった
と、とある日に立ち寄った
江ノ島に沈む夕日を
同じ様に見つめる
沢山の人に埋もれながら、
この詩が生まれました。
本当の幸せは
派手ではなく、打ち上げ花火の様に
儚く消えるものではなく…
静かに、そっと、ずっと
自分に寄り添ってくれるもの…。
愛しい魂達が
ずっと安らかであります様に。
出会ってくれた新しい魂達に
感謝すると共に
いつまでも穏やかに笑い合えます様に。
お読みくださり
ありがとうございました。
皆さまにとって
穏やかな週末となります様に。