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見方・考え方を広げるもの…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
最近、政治に関心があります。こんなことをいうと怒られてしまうかもしれませんが、最近は新聞を取っていないし、娘たちがテレビを占領しているのでなかなかゆっくりニュースを見る時間がないんですよね…。スマホでニュースを検索すると、自分が見たいようなニュースを自動的に用意され、どんどん世の中の出来事に疎くなってしまっているのを感じていました。特に、政治については、朝の情報番組なんかで見ても「へー、そうなんだー。」くらいにしか感じることがなく、なかなか自分事と思えなくなっていました。
YouTube「すずぽんの勝手に言いたい放題」
私の妻は、「コロナ禍」をきっかけに、政治に関心をもち、一足先に学び始めていました。すごいなと思うのですが、いろんなメディアを活用しながら、いろんな意見の人の情報に触れ、その上で判断してるんですよね。
妻が情報収集に使っているメディアのうちの1つが、YouTube「すずぽんの勝手に言いたい放題」です。
私も、政治を考える1つのきっかけとして、参考にしようかなと思い、通勤の時間を利用して聞いてみました。
YouTube「すずぽんの勝手に言いたい放題」は毎日配信されています。政治ニュースを取り上げ、すずぽんがそのニュースをどう捉え、どう考えているのかを20分弱くらいの動画で語っています。基本的には、政府に対して批判的な見方が多めかな…という印象があります。
他人の見方・考え方に触れることで、自分の見方・考え方が育つ!
動画を視聴していると、「なるほどなぁ」と思うこともあれば、「それはどうなんだろう?」「それは極論すぎない?」と思うこともあるんですよね。
でも、これがとても大事だなと思うんです。
私はこれまで、朝の情報番組で政治のニュースを見ても「へー、そうなんだー。」としか思えなかったんです。それを見たところで、どう見て、何を考えたらいいかすら分からなかったから…。でも、他人の見方・考え方に触れて、それを窓口に、「そういう見方・考え方の人がいるんだ…。」「なるほど!たしかにそういう考え方もあるなぁ。」「いや、でもそれは違うよね。」と考えることで、少しずつ自分なりの見方・考え方が育っているように思うんです。実際、最近は朝の情報番組で政治ニュースを見た時に、関心をもって注目できるようになってきました。
子どもたちの見方・考え方を広げるのが、先生の役割!
学校では、先生が「すずぽんの勝手に言いたい放題」の役割をしているんだろうなと思うんです。担任の先生が、その先生なりの「ものの見方・考え方」を発信する。子どもたちは、それを聞き、窓口にしながら「なるほどね…。そういう考え方もあるんだ!」「それはちょっと違うんじゃない?」と自分なりの見方・考え方を広げていくのだろうと思います。
そう考えると、先生が自分の見方・考えを示さないことって問題だなと思うんです。最近は、「先生の見方・考え方を全面に出すこと=ダメ」みたいな風潮があるように感じます。子どもたちの意見や考え方を聞きながら、子どもたちが納得する形を探っていく…。先生はとにかくそのサポート役に徹するべき…。これも大切だとは思うんです。でも、先生の見方・考え方をきちんと示すことも同じくらい大切だと感じています。子どもたちの見方・考え方を広げるためのきっかけを奪うことになってしまうから…。
先生自身の見方・考え方を子どもたちに示すことの大切さ。そして、それには、先生自身が見方・考え方を広げていかなければいけない…。そんなことを最近、感じています。皆さんは、先生自身の見方・考え方を子どもに積極的に示すことについてどう思いますか?