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お金の遣い方には、人生に必要なことが詰まっている!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

今、私の中ではドラマブームから映画ブームへ。AmazonPrimeを使って、いろんな映画を観ることにはまっています。ここ最近で印象に残ったのは、
『億男』です。

『億男』は、借金を抱えて人生の歯車が狂った男性の主人公。その主人公がなんと宝くじで三億円を当ててしまいます。なんとか有効に遣おうと相談した親友がなんと持ち逃げ…。親友を探す過程でいろんな人のお金との向き合い方に触れ、お金とどう付き合っていくかを考えていく物語。そして、あっと驚くクライマックス。いやぁ、本当に面白かった!そして、お金についてすごく考えさせられました。

多少のネタバレがあるかもしれないので、気になる方はここまでで。

結局は、人がお金をどう遣うかという根幹の考え方が大事!

印象的だったのは、借金を機に家族と溝ができてしまった主人公。三億円が手に入ったことで「借金がようやくチャラになる。これでやり直そう!」と妻に問いかけます。当然、喜んでくれるだろうと期待した主人公とは裏腹に、妻は冷たい反応…。離婚届への記入を促します…。

妻は慎ましい生活でも幸せだったのに、借金を機にお金の奴隷にように、お金のために働き、お金がないことに卑屈になり、生気を失っていく主人公に耐えられなくなった…。三億円が手に入っても「これで好きなものが買える!好きなところへ行ける!楽できる!何が不満なんだ?」と相変わらずお金に取りつかれた主人公に離婚の意思は変わらなかった…。

お金って、人生で欠かせないものですよね。これは、否定することはできません。「あれば、あるだけいい!」これも、事実ではないかなと思います。お金があれば、人生の選択肢が増える!行きたいところに行ける!食べたいものを食べられる!着たい物を着れる!子どもの習い事だって、やりたいものは全部やらせてあげることができる!仕事だって、合わなければ辞めることだってできる!お金がないと、選ぶことができなかった選択肢をもつことができるんです。

でも、だからといって「お金を稼ぐために生活の全てを捧げるのか?」「お金のために究極の節約生活をするのか?」「将来のお金のために、今を犠牲にするのか?」…。これはなんか違う気がしますよね。お金はあくまでも、幸せになるためのツールの1つでしかない。大切なことは、「自分なりの幸せは何か?」という根幹の考え方と、「それを実現するために、お金をどう使いこなすのか?」。

これは、学級経営でも一緒だなぁ…

私は、採用されて3年位TOSSをかじっていたことがあるんです。TOSSといえば、「明日の授業を5分で準備!」TOSS LANDという指導案共有サイトが有名ですよね。元々「中高保健体育」で教員採用試験に合格したのに、免許もない、教育実習の経験すらない小学校で採用になった私…。体育以外の授業なんてしたことがなく、途方に暮れていた私を助けてくれたのがTOSSでした。TOSSって、「明日の授業を5分で準備!」の通り、考えられた指導案が、すぐ実践できるように工夫されているんですよね。

指導案の通りに授業を流していきます。でも、正直満足いくような授業はできなかったんです…。それは、決してTOSSが悪いわけではありません。悪かったのは自分です。自分に、その指導案を実践するだけの見方、考え方、経験が足りなかったんです。その指導案を使って、「どんな力を付けさせたいのか?」「どんなことをできるようにしたいのか?」「何を考えさせたいのか?」…。それが全くないまま、ただ指導案の流れだけをなぞる…。そんなのうまくいくわけがないですよね。

「ツール」に踊らされるのではなく、「ツール」を使って実現したいことは何かを明確にする!

そんな意識が大切なんだなぁということを、『億男』を通して考えさせられました。






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