「学びの偽装」という衝撃…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
先日、研究についての話し合いがありました。その中で、「学びの偽装」というワードに衝撃を受けました。
皆さんは、「学級崩壊」と聞くとどんなイメージですか?
・暴力?
・授業妨害?
・おしゃべりばかりで全然聞いていない?
なんとなく先生がコントロール不能な状態で、授業が成り立たないイメージではないでしょうか?
私のクラスでは、どのクラスでもある程度コントロールがきいた状態を作ってきました。これまで崩壊とは無縁だったと思っていました。
しかし…
「学びの偽装」(佐藤学)
黙って授業を受け、真面目に聞いているふりをして、学びから逃走する授業崩壊…
これまでの伝統的な一斉授業を行っている教室では、まず起こっていると思っていい。
これは衝撃でした。
こういう視点で見た時に、自分のクラスを振り返ると、当てはまる状況はあるなと…
・静かに授業は聞いているけれど、一部の子の発言だけで進んでいる…では、それ以外の子は?
・静かに授業は聞いているけれど、説明が多めの授業でなんか子どもたちとの距離が遠い感じがする…
・静かに授業は聞いているけれど、反応が少ない…
授業によってはこういうことがないでしょうか?私は正直あります。これが「学びの偽装」(授業崩壊)だとしたら…ゾッとしました。
子どもが学びから逃走しないためには、やはり課題意識・問題意識と活動の多様化(書く、聞く、話す、考えるを選択したり、組み合わせたり)する必要がありますよね。より個別最適な学びと協働が求められそうです。
あと3週ほどで新年度。これから1年かけてどんな授業を目指していくのか、この春休みで考えていかないとなぁと思い知らされました。