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中枢神経がつながる時

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、久しぶりに職場の方と飲み会に行ってきました。子どもができたり、コロナ禍があったりで、最近はほぼ飲みに出歩くことがなかったのですが、人と話すと新しい刺激をもらったり、気付きをもらえたりして面白いですよね。

「高学年は、中枢神経がつながる時!」

私は、これまで高学年を中心に、ほぼ上の学年をもつことが多かったんです。今年度は、久しぶりの低学年。いや~、大変だった…。今回の飲み会では、昨年度、同じ状況で久しぶりの低学年、そして今年度は高学年に返り咲いた先輩につかまって…、いや、じっくりお話する機会をもらうことができたんです。その先輩は、これまで4年生で大変だったクラスを任されることが多かった経験を語ってくれました。その中で印象に残った言葉が…

「高学年は、中枢神経がつながる時」

です。

「けっこうさぁ、中学年でやんちゃしていた学年を、5年生で任されることが多くてさぁ。雄剛さんも一緒でしょ。4年生の時に、休み時間のたびにケンカしてたりさぁ。授業中に、座っていられなくて徘徊してたりさぁ。先生に反抗してみたり…。そんな引き継ぎをされるとやっぱり『大丈夫かな…?』って心配になるよね。でもさ、蓋を開けてみたら、『そんなに心配するほどでもなかったなぁ』ということが多いよね。あれって不思議だよね。そんな様子を見て、周りからは『さすが!』なんて言われたりするけど…。でもね、高学年って、ちょうど中枢神経がつながる時期なんだって!それと、私たちみたいな高学年が得意な先生のやり方がマッチすると、自然と収束していくんだよね。『じゃあ、そういう子たちとマッチする高学年が得意な先生のやり方は何?』って聞かれたら、それはわかんないけど…。」

脳のネットワークが広がり、つながっていく時期

飲み会のあとに、たまたまこの記事に出会いました。

おそらく、飲み会で先輩が「中枢神経がつながる」と表現していたのは、

子どもは感情や欲求の脳が先に育ち、抑制や計画を司る前頭前野(大脳皮質の一部)の発達が遅れてやってきます。そのため、感情が先走りやすい思春期などは、脳のバランスが崩れやすい時期と考えられています。

このことなんでしょうね。

高学年にマッチする指導法…?

私も、先輩同様「4年生の時は大変だった学年だけど…。よろしくね…。」と任されることが多かったです。でも、意外に担任してみたら、「あの子たち変わったねー!あんなに大変だったのに、立派になってびっくりした。」なんて言われることも多いです。正直、特別なことをしたつもりはありません。

最近の学校の様子を見ていても、低・中学年で大荒れしていた学年が、高学年で一気に落ち着くパターンが多いです。特に厳しい先生だったわけでもなく…。ということは、もしかしたら、

「中学年で荒れた学年を立て直すのは、高学年にマッチした特別な指導法…というよりは、脳の発達の問題?」

高学年をもてる先生が、力のある先生?

中学年でクラスが荒れる先生は、力がない?

私は、そんなことはないんだろうなぁと思ったりしています。中学年から高学年になる時に、気持ちを切り替えるそのきっかけさえ作れる先生であれば、高学年は大丈夫!…なんて思ったりするのですが、ちょっと甘いでしょうか?

皆さんはどう思いますか?

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