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1月1日は、「新しい希望と決意とを持って新しい年の始めを祝う日」ですが…
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
今日は、1月1日元日です。国民の祝日で、「新しい希望と決意とを持って新しい年の始めを祝う日」となっていますね。日本人だけでなく、世界中の人が「今年こそはこんなことに挑戦したい!」「今年は、…をがんばるぞ~!」と決意を新たにする日です。
これって面白いですよね。地球からしたら…、動物からしたら…、旧暦で生活している人からしたら…、ただの1日なんです。そこに1年の始まりという意味を付けるから、なんでもない1日が、世界中の人が気持ちを新たにするような特別な1日になるんです。
どんな気持ちで臨むかで、「当たり前」が「特別」に変わる!
最近、たまたまかこれがテーマの映画に出会いました。
『聖☆おにいさん』
イエスとブッタが、下界でバカンスをする物語。ありえない設定のコメディアニメなのですが、面白いんですよね。日本の四季の移り変わりや行事に触れて新鮮に心躍らせる2人のやりとりを見ていると、当たり前だと思っていた四季の移り変わりや日本のお祭り・イベントが、こんなに素敵なものなんだと気づかされます。
『PERFECT DAYS』
東京でトイレ清掃員として働く主人公の物語。役所広司さんの演技が素晴らしいんですよね。毎日、同じルーティンでトイレ清掃の仕事に励むのですが、ただの繰り返しのようで、でも同じ日は一日としてない…。そんなことに気付かされます。
どちらの映画も、大きく盛り上がる場面はなく、淡々としているのですが、じんわりと心に響く映画だったんですよね。
『成功する秘訣は、意識をもって生きること』
昔、YOUTUBEで出会って、今でもすごく印象に残っている島田紳助さんの名言。
昔、寿司屋になると決意していた紳助さん。料理は『料理の鉄人』という番組に挑戦者として出演するほどの腕前。もちろん、魚も見事にさばけます。でも、魚のさばき方を教えてもらったことはありません。じゃあ、なぜさばけるのか?それは、寿司屋になると決意して、アンテナを張って生きていたから。だからこそ、自然と魚をさばいている姿に意識が向いて、自然と知識を身に付けていった…。
お笑い芸人は、なぜあんなにおもしろいエピソードが出てくるのか…?別に、お笑い芸人にだけ、面白い出来事が引き寄せられるわけではない。ただ、どこかにおもしろいエピソードはないかと、アンテナを張って、意識している。そうすると、普通の人は気づかないようなことでも、おもしろさが見えてくる…。
2025年の目標は、日々の当たり前の一日を、特別な一日に!
毎日のなんでもない一日を、1月1日のような、特別な日として意識して生きられたらこんなに素敵なことはないなと思うんです。
まずは、自分自身の毎日を、特別な一日に!
「今日はこれを達成したい!」「こんなことができるようになりたい!」「今日もこれを積み重ねられた!」「今日があることで、一歩進むことができた!」そんな想い、意識をもった一日を送っていきたいなと思っています。
そして、仕事でも、何気ない一日を、意識のある一日に!
私はいつも、朝の会と朝のスライドを大切にしています。毎日、子どもたちが教室に入ってくる時には、朝のスライドでお出迎え。そして、その内容を朝の会で話します。例えば、「今日は何の日?」。毎日が何かの記念日だったり、二十四節気、七十二候の何かの日に当たっていたり、誰かの誕生日だったり…。当たり前の一日にも特別な意味がもてるようにしています。そして「今日の一日」。例えば、「今日はこんな行事があるよ!こんなことを大切にやってみよう!」「今日は、クラスをもっとよくするためにこれを意識してみよう!」その一日を通して、意識して取り組みたいことを伝えたりします。そんな取り組みを、今年も大切にしながら当たり前に過ぎ去ってしまいがちな毎日を、意識のある、特別なものにしていきたい!
そんなことを決意した元旦でした。今年もよろしくお願いします。