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「コンフォートゾーン」か、「ラーニングゾーン」か?

小学校先生で、2児の父、雄剛です。

私は、格闘技が好きです。昔は、新日本プロレス、そして全日本プロレス、そしてみちのくプロレスなんかをよくテレビで見ていたし、会場にも足を運んでいました。いや〜、nwoのあたりが一番いい時代だったなぁ…。わかる人はどれくらいいるのでしょうか?

今は、総合格闘技を中心に観ていて、応援している選手がいるのですが、飛ぶ鳥を落とす勢いだったその選手は負けがこむように…。そんな時に、ある選手と対談した内容が今でもすごく印象に残っているんです。

『一度「コンフォートゾーン」を抜け出して「ラーニングゾーン」に踏み出さないとだめだ!』

「コンフォートゾーン」と「ラーニングゾーン」って聞いたことがありますか?これは身の周りの環境を分類し、成長との関連性を示したものです。

「コンフォートゾーン」とは、精神的、心理的に安定した状態。慣れていて、快適な状態。

「ラーニングゾーン」とは、何か新しいことに挑戦している状態。チャレンジしているので、緊張感がある。

「パニックゾーン」とは、ストレス過多で、思考停止の状態…。

はっきりいえば、慣れ親しんだぬるま湯から、緊張感のある場に行って、自分を磨かないといけない…。そんな話でした。

小学校のクラスで目指すべきは、何ゾーン?

皆さんは、小学校のクラスで考えた時、どのゾーンを目指しますか?これは、正直考えが分かれるところだし、その先生の個性によっても変わってくるところかな思います。

私は、「コンフォートゾーン」よりの「ラーニングゾーン」!

最近、立て続けに研究授業があったり、娘の参観日があったりして、いろんなクラスを見る機会があったんです。そこで感じたのは、

「何でも言える温かい雰囲気」って必要?

これだけだとちょっと語弊があるかもしれないのですが、
「何でも言える」=「何を言っても許される」
ではないと思うんです。

授業中に
・面白ければ何でもいいと、悪ふざけの冗談を大声で言う…
・間違った友達を、馬鹿にして笑う…
・平気で「無理」「できない」「めんどくさい」と言う…

そこに、学ぶ場としての最低限のマナーや、仲間への配慮がなければ、「コンフォートゾーン」の下の方…。そもそも「コンフォートゾーン」にすらなっていないのかもしれないですね。これでは子どもたちが成長できません。でも、最近、若い先生を中心にこういうことを許してしまっているクラスが増えているし、授業参観に来ている親もなんならちょっと微笑ましく見ている…。ここにはとても違和感をもっています。

小学校なので、特に学年が下がるほど、安心感は必要だと思うんです。ただ、やはり安心感がありつつも、緊張感があり、「ちょっと上のレベルに挑戦するんだ!」という雰囲気があるのが、「コンフォートゾーン」よりの「ラーニングゾーン」。このゾーンを学級経営で作れるかどうかが、勝負なのではないかと考えています。

ただ、ここには先生の個性や考え方もあって、「反対!」と思う方もいるかもしれません。皆さんはどう思いますか?



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