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「言いにくいことを口にしてくれる人」の存在

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、Masaさんの記事を読ませていただき、とても共感したんです。

言いにくいことを口にしてくれる人

私の妻は、現在トリプルワーク中です。いろんな組織に属しているからこそ見えてくることがあって、その話を聴いていると面白いんですよね。

①これから終わっていく組織
 妻が働いている組織の1つ目は、昔からずっと続いてきたけれども、どんどん規模を縮小し、これから終わっていこうとする組織です。ここには、その地域では有名なほどの超有能なトップが存在するそうです。ただ、超有能なのは対外的な部分。一方で、組織のマネジメントは苦手…。でも、そのトップに意見を言える人は誰もいない。マネジメントの部分で不満があっても、誰もそれを口にできず、そのトップのもとで働いていた人たちは不満を溜めながら長年続けてきたそう。組織内部の人間関係も、働き方も、歪みは明らかなのにそれを放置してきて、今一気に噴出している。

妻は「あぁ、組織ってこうやって終わっていくんだなとすごくいい勉強になったよ。あんなに有能な人なのに残念…。ちゃんとトップに意見を言えて、支えてくれる人がいればこうはならなかったのに…。」と言っていたのが印象的でした。

②前向きに発展していく組織
 一方こちらは、比較的新しめで、どんどん規模を拡大している組織。こちらもトップは有能。①の組織と違う所は、トップに物言えるナンバー2がいること。この方もまた有能。トップの間違っていることには、ズバズバ意見を言っているそう。ナンバー2が、下で働く人の思いを代弁してくれるから、みんなが働きやすい環境になっている..。だからこそ、みんなが前向き。「もっとよくしていこう!」「もっと働きやすくしていこう!」というアイディアがみんなから出てくる組織になっているそうです。

学校は?

学校も同じですよね。

学校も、「言いにくいことを口に出してくれる人」がいることって、とても大切だと思うんです。「おかしいことはおかしい!」「もっとこうした方がよくなるのでは?」…。そんな一人一人の忌憚ない意見が出てくる学校って、やっぱり前向きな組織になりますよね。

逆に、例えば職員会議で、誰も何も言わずにただただ通り過ぎていく学校って新陳代謝が起こらず、停滞感を感じます。

自分は?

私は、これについては反省しなければいけないなと思いました。私は、職員会議があっても、自分が提案するもの以外は基本的には意見をしません。正直、あんまり興味がないからです。「自分に任された仕事は、きっちりやる!それ以外の部分は、まあいいや…。」という部分が、自分にはあるんですよね。でも、40代中盤の私がそれではいけないんだろうなぁと最近思います。もっと、自分のことだけでなく、学校全体に目を向けて、「学校をどういう方向に導いていくか?」という視点をもたないといけないなと思います。そして、自分たちのような世代が、言いにくいこともしっかり言っていかなければいけないんだろうなと…。その覚悟をもっていないのは、無責任なんだろうなと…。

これから自分も意識改革をしていかないといけないなぁと反省させられる記事でした。皆さんは、「言いにくいくことでも口に出す」そんな存在になっていますか?

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