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初めて中折れ 50代の心と体

 いつまでも元気で男性として充実していたい、仕事も趣味も、そして男性の機能面でも。そんな思いから50代を迎え男性機能を確認するため定期的に風俗店にお世話になっている。師走になり今年最後の点検をしたのだが、初めての中折れを経験。男性機能の維持を目的に日ごろから精進してきたつもりが失意の筆納めとなった。自分なりに原因を探すと体の健康だけではない心のコンディションの大切さが見えてきた。

新人は吉と出るか

 今回、お邪魔したのは神戸福原の「B」という店舗。とても繁盛している店舗でキャストの在籍人数も多く、人気のキャストは常連客の予約で先に埋まってしまう。今回お世話になったキャストは入店から3カ月の新人さん。顔写真はずべてモザイクがかけられ雰囲気もつかめないが、日記の更新がマメで文章がとてもこなれている。言葉選びに客への気遣いが垣間見られ、会ってみたいと思わせる。このキャストならいろいろな気づきがあるかも…。そんな理由から2回戦を前提に85分のコースでお願いすることにした。

体と年齢の相性

 繁盛店からかいつも店舗の待合室には数人の同志がいる。この日は私のほかに5人がおり、みな私よりも若いとお見受けする。そのうち1人は60代くらいか、私よりも先輩とみられる同志もいた。いつまでも元気でいることは素晴らしい。さて私の番号が呼ばれ、いざキャストとご対面。目鼻立ちがはっきりしていてとても元気なお嬢さん。年齢は20代前半か、実際にプレイも若さがみなぎっていた。口での奉仕で準備が整い上に乗ってもらうと体育会系的な力強い腰使いであっけなくいつも通り1回戦は無事終了。放出量もいつも通りの量が確認できた。今回のキャストはおそらく若い客をお相手することが多いのかなと思わせるプレイスタイルで、1回戦を終えた印象は私の体に少し負荷がかかり少し年齢のギャップを感じた。

自然な硬さを確認

 さてここまでに40分。キャストには男性機能を確かめに来たことを告げ少しお話タイム。年齢層はやはり若い人が多いそうだが60代の人もいるそうで、過去には50代で3回戦した人もいたという。その人はぽっちゃり体型でおそらくED薬を服用、硬さが尋常ではなく、いった後もずっと硬いままだったそうだ。ED薬を飲んでいる客は若い人にも多いという。「でも自然な硬さがいいですよ」と。で、私の硬さはというと「自然」で、「まだまだ大丈夫ですよ」と言ってくれた。

失意の中折れ

 85分は長そうで短い。キャストは客のプレイを見ながら時間配分を考え今回は2回戦をお願いしたので、お話タイムの後はすぐに2回戦がスタートした。また口での奉仕で準備が整ったのだが私自身いつものような硬さには今一つ足りない感じがしたがプレーは最終段階に。なんか嫌な予感がしながら上に乗って動いているキャストに体をゆだねた。しかしなかなかゴールにたどり着かない。体位を変え私が上で動くようにしたものの萎えてしまった。いわゆる中折れである。私は初めての経験だった。

2024年 私の宿題

 これが中折れか。いったい何が悪かったのか、予想だにしなかった結末に自分自身、ショックを受けた。キャストも仕事を遂行しようと頑張ってくれたのだが、体育会系の奉仕に私の体が反応せず、さらに気持ちはどんどん冷静になっていくのが分かった。シャワーの時間を含めて残り15分のところでタイムアップ、2回戦のプレイを終えた。だが時間の問題ではなさそうだと思った。

「ありがとうね」
「うん、ごめんなさい」

 労いの言葉をかけたが申し訳なさそうにするキャストに切なさと寂しさを覚えてしまった。私はいつも4つの項目を確かめることにしている。硬さ、放出量、回復力、2回戦の有無。今回は回復力が今ひとつで2回戦のゴールには達しなかった。考えてみれば2回戦へのこだわりが自分の心に負荷をかけていたのかもしれない。さらに定期的ということに縛られ、欲求の高まりが十分ではなかった気もする。健康状態はいつもと変わらないつもりだが、キャストとの相性や心のコンディションが男性機能に影響を大きく及ぼすのだと思う。ただこのまま落ち込んでいても仕方がない。薬に頼ることなく1回戦は十分に機能できた。あまり自分の心にも負荷をかけないように年齢なりの楽しみ方をみつけよう。それが来る2024年の私の宿題になるのだろう。

 

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