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嫌いな他人に煩わされない。

この投稿は自分に言い聞かせるモノローグ。

僕は昨日、新幹線で長岡から高崎経由で金沢に向かっていた。
僕の左隣の乗客は鼾をたてて眠っている。
そして僕の左肩にもたれかかってくる。

うるさい。マジで不快だ。
指定席だから席の移動は叶わない。
このデブを引きずり出して親不知から突き落としたい。

おっと、たとえ嫌いな奴でも脳内で八つ裂きにして殺さないこと。
相手の立場になって考えようと、いつも自分を律しているだろう、Koji君。

気持ちよく眠っている彼は仕事か家庭に何らかの問題があって十分に睡眠がとれていないのではないのかもしれない。
君のようにスマートな体型じゃないだろ。
ストレスで過食や飲酒が増えているのかもしれない。

そんな哀れな彼に、ほんの少しだけ気持ちよさそうに眠れる時間を与えてあげようじゃないか。

嫌いな人間に対して報復したら君のレベルも同じ水準まで下がってしまう。それは一流から遠ざかることになると考えるし、君の美学に反する行為だ。

だから、たとえ不愉快な行為や不誠実な対応をされ続けようとも決して反応しない。嫌なことは忘れてカラオケに行ったり今日の晩御飯か明日のランチに美味しいものを食べることを考えたりして他のことでストレスを発散しよう。

一次的な感情にまかせて相手とやりあっても何も生まれない。
であれば、こちらから少し距離をとった方が利口だ。

それは物理的な距離もそうだし、少しだけ物の見方を変えて心理的に距離をとってみる。先の例では相手の生活状況を考察し問題行動(この場合は鼾をかいて眠る)の原因について考える。

以前のnoteでも書いたが関係がよくない相手に対して僕の方から何かアプローチをするのは火に油をそそぐことになるのでやめた。

たとえ僕の主張に正当性があっても相手がロジック・ハラスメントと感じたら、それ以上関係回復は期待できない。

っていうか、時間が経過するとそんな些末なことに、こだわる必要もないように思えてきた。

取るに足らないことに対しイライラしたり時間や労力を割くのであれば、他のこと、自分を喜ばせる趣味や活動に時間を当てた方がよいからだ。

だから僕はもう振り向かない。

おっと隣の彼も目を覚ましたようだ。
束の間、良い夢を見れたかな。

今日は金沢カレーでも食べよう。

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竹内康司
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