![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160814478/rectangle_large_type_2_4679f16915bef9df2c571706bcf22cd1.jpeg?width=1200)
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary : α7CIIにおすすめできる数少ない大三元
自分の持っている機材のレビューをしたことがあまりないなと思い立ち、今回は私がメインで使っている標準ズームレンズ、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryを使っているうえで感じたことを描いていこうと思います。つまりレビュー記事です。
最小クラスの大三元レンズ
28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryの最大の特徴。
それは、大三元レンズであるにも関わらず、とにかく小さいこと。
大三元レンズであるにも関わらず、フィルター径は67mmであり、重量は470g。
ソニー純正の大三元レンズ、24-70mm F2.8 GM IIのフィルター径が82mm、重量が695gであることを考えると、この小ささは圧倒的です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730876603-lfAUQO52BPh6cRzXerCdvYwL.jpg?width=1200)
そして、このサイズ感は、ソニーの小型ミラーレス一眼、α7CIIに合わせられる数少ない大三元レンズになり得ると言えるでしょう。
α7CIIはバッテリーやSDカード込で大体500gくらいになります。
このような小型の本体に大型で重量感のあるレンズをつけてしまうと、レンズ側に重量が行ってしまってバランスが悪くなります。バランスが悪くなると、撮影にかかる身体の負荷も大きくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1730876675-rGJD37He54tja6PnkXmlcyQs.jpg?width=1200)
しかし、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryであれば、α7CIIとほぼ同じ重さになるので、重量のバランスがちょうどよく保たれます。
ソニー純正のレンズでこれに近い重さのレンズになると、
・FE 20-70mm F4 G
・FE 24-50mm F2.8 G
が選択肢になると思います。
ただ、FE 20-70mm F4 GはF4と明るさが一段暗くなりますし、FE 24-50mm F2.8 GはF2.8ですが50mmまでしかありません。
ある程度の焦点距離を持ちつつ、かつF2.8であるという点で、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryの強みがあると思います。
妥協しない描写力
28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryは、24-70mm F2.8 DG DN | Artがベースになっています。このレンズはシグマの大口径大三元ズームレンズで、圧倒的な描写力で一定の評価を得ています。
![](https://assets.st-note.com/img/1730876723-xD2HbpkS0K1NfQqeZYMiCG7U.png?width=1200)
そのため、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryは24-70mm F2.8 DG DN | Art譲りの描写力を持っており、小柄なサイズでも妥協しない高画質を得ることができます。
どこにでも持ち運べるサイズ感で、妥協しない高画質を得られるズームレンズ。これこそ、このレンズの強みなのでしょう。
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 とどちらを買えばいい?
シグマの28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryと双璧をなすレンズが、タムロンにあります。それが、28-75mm F/2.8 Di III VXD G2です。
このレンズはシグマと実売価格がほぼ同じで、かつ焦点距離が5mm長く設定されています。
それでは、シグマとタムロン、どっちを買えばいいのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1730878301-u7Tz64gL98KtUO0cVJfmwxys.png?width=1200)
私は好きな方を買えばいいと思いますが、好みは分かれるところですので、簡単に気をつけるべきポイントを書きます。
・長さ
シグマの長さは103mm程度、タムロンの長さは117mm程度です。
シグマのほうが一回り小さめです。
・重さ
シグマは470g、タムロンは540gです。シグマのほうが軽いです。
・MTF曲線
MTF曲線とは、被写体のコントラストを、レンズを通してどの程度忠実に再現されているかを表したグラフです。レンズの性能を見る指標の1つになり得ます。
MTF曲線ではタムロンのほうが優秀です。
・ズームリングを回す向き
シグマは反時計回りに、タムロンは時計回りに回します。
ソニーであれば、シグマのズームリングを回す方向は純正レンズとは逆向きになるので、複数のレンズを使い分ける人は混乱するかもしれません。
ちなみに私がシグマのレンズを選んだ理由は、そのデザインです。
小さくて軽いのもそうですが……なんででしょうね、シグマのほうが格好良く見えちゃったんです。
カメラは、自分が持ち運びたいと思えるかどうかが大事だと思っています。
そう考えた時に、このレンズを使いたいなと思ったのです。
作例
それでは、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryで撮った写真の作例をいくつか載せてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730876923-F5DgdGbX8H9vNokhs6T4W7wa.png?width=1200)
F8まで絞ると、周辺までカリッとした描写をします。
![](https://assets.st-note.com/img/1730876998-YTHIjRDh3GtSlz0r7bOBUfnZ.png?width=1200)
絞りを開放まで開くと、きれいなボケを演出します。
![](https://assets.st-note.com/img/1730877077-dsYrRao2wupTWqmL3en19vZi.png?width=1200)
軽いレンズだからこそ、旅先でのスナップ撮影に最適です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730877385-lPnEbqgeRJdyzHpfoQI23mK6.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730877718-uZBSO67iWkFwH9Xclza3exPv.png?width=1200)
瞳AFなどのAF機能も問題なく、高速に機能します。
小柄で高画質な大三元ズームレンズ
今回は、シグマのズームレンズ、28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryを紹介しました。
大三元レンズとは思えないサイズ感に、妥協しない高画質。これが、このレンズの強みなんだと思います。
このレンズはどのカメラにも合わせられますが、特にα7CIIのような小柄なカメラにぴったりだと思います。
α7CIIを持っている方には、ぜひおすすめできるレンズです。
![](https://assets.st-note.com/img/1730877816-TRhplFikQaVYKwn4MjWBNcr2.png?width=1200)
宣伝にはなりますが、α7CIIと今回のレンズを使った作例を、Twitter(現X)やInstagramにたくさん載せています!
ご興味があればぜひフォローをお願いします!
#名古屋#栄#写真が好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/rRSamc6wo9
— ぼすのもらとりあむ (@bosu_molaphoto) October 3, 2024