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プラユキ・ナラテボー『苦しまなくて、いいんだよ』読んだ

最近ちょっとニー仏さんとプラユキ・ナラテボー氏の対談本を読み直していた。Amazonの履歴によると6年前に買ったらしい。時間がたつの早い。

渇愛を滅尽するガチの瞑想が理想であるとしても、現代人としては現世で上手くやってくことも大事なんじゃないかという内容だった。出家なんてほとんどの人はできないからね。

プラユキ氏はタイの田舎にあるスカトー寺院で瞑想の指導やカウンセリングを行う上座部仏教の僧侶である。

スカトー寺には日本などから悩みを抱えた人がやってくる。それらの人々との実践について知りたいなあと思ってこの本を読んでみた。

Kindle Unlimitedだよ。

手動瞑想を中心に瞑想も教えているのだけど、それ以前に傾聴とか共感が大事らしい。いきなり解決策を提示するのは悪手。。。どっかで聞いた話だね。

具体的なエピソードを挙げて説明されているのでわかりやすくよかった。プラユキ氏もついつい「解決策」を提案してしまっていて笑えた。

また仏教を極めればみんなに対して優しい人間になるのかと漠然と思っていたが、ゴータマ・ブッダは「賢い人と親しくなりなさい」と言っていたらしい。誰にでもいい顔するのはしんどいから、ゴータマさんがそのように言ってたというのは救われる。

こうして仏教にまつわる本を色々と読んで知識はそれなりに追いついてきたと思う。これ以上は、やはり瞑想をやってみないことにはわからんだろうなというところまで来た。

いやまあ、瞑想は時間をみつけてちょいちょいやってるんだけどね。

共感に関していうと、自分自身のことをみてみるに、どうも心身に緊張というかこわばりがまだあるっぽい。そうすると他人とニュートラルに接するのは難しい。

心身の凝りについて意識するようになったのは、この本を読んでからである。

まず自分を観察することから始めましょうというのが瞑想っぽいんだよね。

そのためのエクササイズだったり、他人と同調するためのメソッドが紹介されていて大変良い。職場の人間関係とか恋愛で悩んでいる人にはおすすめである。

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はむっち@ケンブリッジ英検
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