自己紹介 N編
本屋を夢見てきたNです。「本屋さんやりたい」と言う私の呟きを受け入れたパートナーYと、2026年に鳥取県八頭郡若桜町にて蕎麦屋×本屋のブックレストランの開業を目標に奮闘中。
開業までの道のりや、読書記録、若桜町への移住の経緯、移住後の暮らしやについてまとめるnoteにしていきます。どうぞよろしくお願いいたします🙋🙋
Nの読書遍歴
今回は、自己紹介がてら、幼少期からどのような本を読んできたのか私の読書遍歴をまとめたいと思います。
小学校低学年(1-3年)
小学校1年生の頃は、父の仕事でオランダに住んでいたこともあり、日本語の本に触れる事が少なく、内容を理解しながら読めていたのは、絵本や、挿絵の多い児童書でした。
牧場の季節ごとの様子を描いた本が好きでよく開いていたのを覚えています。
また当時オランダの公立小学校に通い、アルファベットやフォニックスを習っていたこともあり、大人向けのオランダ語の本も、ただただ読み方がわかるのが面白く、読んでいました。
小学校2〜3年生時には、日本に戻り、母が買ってきてくれた青い鳥文庫で子供向け書籍に出会います。『黒魔女さんが通る!!』や、『夢水清志郎シリーズ』、『パスワードシリーズ』の本を夢中になって読み漁っていました。『秘密の花園』や『小公女セーラ』も挿絵に惹かれて学校の図書館で借りて読んでいました。
読書好きの子供だった方には共感してもらえると思うのですが、授業の合間の5分休みのような僅かな間でも本を取り出して読んでいるような子供でした。
小学校高学年(4-6年)
小学校四年生の頃になるとファンタジー小説と出会います。『ハリー・ポッターシリーズ』や、『マーリン』、『錬金術師ニコラ・フラメル』などいわゆる魔法ものにハマりました。
特に『ハリー・ポッターシリーズ』は10歳から読み始めたこともあり、自分にも11歳になったらホグワーツから手紙が来ないかと、そんな妄想をしながら読んでいました。
小学校六年生になると、児童書を抜け出し、東野圭吾さんのようなミステリー作家の本を読み始めます。ファンタジーを抜け出し、現実に近くなった小説で、大人への一歩を踏み出しました。
中学生〜高校生
中学生に上がってからは引き続きミステリー小説を読みあさりました。お小遣いを貯めてはブックオフに通い、100円棚で東野圭吾さんや、誉田哲也さん、宮部みゆきさんの本を買い集めました。
ミステリー以外では、有川浩さんの『図書館戦争シリーズ』にも、大きな影響を受けました。初めて検閲や、焚書という概念に触れ、〇〇屋という呼び名が差別用語に当たることを知りました。それまでは、誉れを込めて自分の祖父が、魚屋であることを友人等に伝えていましたが、ある視点からは「魚屋」という呼び方が差別とみなされることもあることに衝撃を受けました。表現の自由と人の尊厳を守るための言葉の規制のバランスの取り方が難しいものであることを中学生ながら知ることができました。
高校時代は、図書委員会に入ったものの、あまり本を読みませんでした。スマホやアニメ、大好きな音楽に出会い、本に割く時間やエネルギーが少なくなってしまった時期だったと思います。そういった時期にも読んでいたのは、森見登美彦さんや万城目学さんの小説でした。森見登美彦さんといえば京都モノの腐れ大学生シリーズのイメージがありますが、私は特に森見さんの描く得体のしれないヌメヌメと冷たいホラーに魅了されていました。
大学時代
大学生になってからは、アラビア語と中東政治を専攻していたこともあり、イスラーム文化や、アラブ諸国の政治、イラク戦争にまつわる研究書や、新書を多く読みました。教養の授業で取った哲学の講義で、先生のお話を聞くことが楽しかったこともあり、先生のご専門の現象学の本にも挑戦しました。
勉強以外の本では、SFにハマりました。SFでは、早川書房の出す翻訳小説や日本人作家の小説に当たりが多く、「ハヤカワから出ているなら間違いなく面白い」と「ハヤカワの犬」的思想も持っていました。ハヤカワを通して伊藤計劃や、早瀬耕、円城塔の日本SFや、『三体』、『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』などの海外SFに触れました。
社会人時代から現在
社会人になってからは、仕事中に気力や体力を削られるためか、フィクションの本が読めなくなった時期がありました。普段周りの人の感情や考えにアンテナを張ってる分、仕事終わりにもフィクションを読んで感情を動かすことができなくなっていたのだと思います。
このような状況になってはじめて、エッセイや紀行文といったノンフィクションの傾向が強い本を読み始めました。『東京の生活史』や、『日本に住んでる世界のひと』など、人々の生活や来し方を垣間見える本を読み、自分以外にも、時にはもがき苦しみながら仕事や生きることに向き合ってる人々がいることを知り、力をもらいました。
終わりに
現在、主に読んでいる本は、エッセイや紀行文、哲学書などです。読書記録に上げる本もこのジャンルの本が多くなるかとは思います。
今後も不定期にはなりますが本や、書店開業に向けた記録や、紹介といった文章を投稿できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。