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読書メモ 沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) 山崎 豊子

沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)
山崎 豊子

国民航空の内部に巣食う不正と乱脈を暴く壮大なドラマのクライマックス。
会長の国見と恩地が昭和の時代に巣食う不正に立ち向かう姿を通じて、勇気、良心とは何かを問いかける作品。

政治・官僚・財界が癒着する利権の闇。
不正と対峙する困難さとその深刻さ

本作を読んでいると、いかに大変なことだったかが伝わってきます。
こういったことは昔も今も変わらないな、というのが分かるでしょう。

国見が不正疑惑を追及する中で政・官・財の深い癒着に阻まれる。
真実を追求しようとするも閣議決定によって不正が闇に葬られる。

現実の厳しさと無力感を痛感させられます。

本作は、昭和の名作小説に触れてみたい人には必読の一冊。

壮大なドラマの終焉を見届けると同時に、現代社会の課題にも思いを馳せることができるでしょう。

現実の厳しさを直視し、勇気と良心の大切さを再認識させられること間違いなしです。

昭和の名作小説に触れてみたい人、また現代の社会問題にも興味がある人には、ぜひ手に取って読んでいただきたい作品です。




 
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