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成熟とはこのような本を書くことか。「成熟スイッチ」林 真理子

今朝はAM7:40から柳沢中で部活の指導。AM11:40に学校を後にし、AM11:00~PM9:00までは古本屋。店主の生活もなかなか素晴らしい。古本がたくさん売れ、お金に恵まれればリア充となるかと思いますが、そうならないのでただの自己満足の生活です。

そんなことを考えていたところに、ちょうど林真理子氏の「成熟スイッチ」という本を買取りました。成熟とは縁遠い古本屋の店主ですが、何か人生の指針になることが書かれているかと思い、本を開いてみました。

読み始めてすぐに違和感を感じました。言葉に刺激がないのです。普通に良いことが書かれているのですが、内容が心に突き刺さらない。しかしそれこそが成熟というものであり、林真理子というオーラを脱いだ、現在の著者の姿なのかもしれません。

途中まではスルスルと読めましたが、後半に入って一時睡魔に襲われます。お客さんが来ない店内でスクワットしながら読書を続けると、気がついたら最後まで読み終えておりました。

そして本を閉じた時の感想も最初と同じです。あえて敵をつくらず、誰も傷つけず、礼節は大事に。理想と自己陶酔はほどほどに。そして先輩方を懐かしむ。これが林真理子流の成熟という成長の解釈なのですね。そしてそちらの方にスイッチしたという。

この本は人間の成長である成熟を言葉で表現したのではなく、本の世界観で表現したと店主は解釈しました。店主もそれに倣いたいと思います。勘違いしてたらすみませんが。


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