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「本をどう読むか: 幸せになる読書術」

今朝は早朝より地元の柳沢中学の部活指導予定でしたが、前日の雨で校庭が使えず練習は中止。そこで予定を変更し、店主はテニスコートがある私立学校に出勤し、古本屋開店前に指導をしてきました。柳沢中も、テニスコートがなかったとしても、せめて普通の校庭があったらね・・・と残念に思います。

そして今日はアドラー心理学を説いた『嫌われる勇気』で大ベストセラーとなった岸見一郎氏が書く読書論の本を読みました。タイトルは「本をどう読むか: 幸せになる読書術」です。

読み始めてすぐに共感しました。著者の学力やレベルの高さは自分の比ではないのですが、なんというか、考え方や感じ方は自分と近いものがあると思いました。だから考えずにスラスラと読めます。

しかし、途中で急に読書が遅くなりました。なんというか・・・著者の意見には共感するし、書いてあることにも賛同できるのですが、なんとなく面白くないのです。正直言って怠いと思いました。

しかし、それでも読み進めていくと、以下のような記述を発見しました。

ですから、時にはあえて自分の生き方を肯定しそうもない、およそ共感したり賛成できないような人が書いた本を読むと多くのことを学べます。P43

なるほど。そういうことか。読書とは、共感できないような、自分とは違うタイプの人の本を読んだ方が、多くの学びを得ることができる。これには凄く納得しました。

しかし身近な例で考えてみると、店主が指導している部活の中学生の中には、自分ができる練習以外は積極的に取り組みまなかったり、人からのアドバイスに耳を傾けない子供もいます。それがいかに勿体ないことかが、今日の読書で判明してしまいました。

そんなわけで、店主にとっては刺さらない本でしたが、とてもいい内容だと思います。本を読む理由がハッキリします。機会があれば是非目を通してみてください。そしてもしつまらないと思ったら、店主と同じタイプということかもしれません。今後ともよろしくお願いします。


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