読書日記【002】とてつもなく長い時間
雨ばかり降る。窓の外をぼんやり眺める。たちこめる霧の向こうから、二羽のマガモが歩いてくる。
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ふと思う。ことあるごとにやれ「時短」だ「効率化」だと騒ぎ回る人たちは、ただ時間が惜しいのではなく、誰かに自分の時間をぞんざいに扱われたくないだけなのでは?つまり、単なるライフハック的な話ではなく、自尊心の問題。
生活がいまより便利になったとしよう。余った時間で何をしようか。退屈はときに人を狂わせる。おすすめの暇つぶしは畑仕事や庭いじり。動物の世話などもよい。あるいは、こうして日記を書くのもそう。
動物や植物の世話は色々と大変で、時間はあっという間に過ぎてしまう。だがその間、自分の時間がぞんざいに扱われたとは思わない。動物や植物に飼われているのは自分の方ではないかと錯覚することもあるけど。
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家族の誕生日プレゼントにゴフスタインの絵本を贈った。絵本を収めるボックスが豪華。手触りもよい。このあと、お祝い用の食事にブイヤベースを作るつもり。
2022/04/26