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今週、読み終えた本 『性暴力の加害者となった君よ、すぐに許されると思うなかれ』 『「問題行動の意味」にこだわるより“解決思考”で行こう』 『長く高い壁』
若干まだるっこしく感じるが、興味深い本だった。本書で印象的だったことを少しだけ抜き出す。
たとえば痴漢する人の頭の中の一例。
「相手が抵抗しないのは、僕のことを無条件に受け入れてくれたってことですよね」
「こんなこと、俺にしかできない。こんなことをできる自分は、人より優れている」
全員ではないにしても、こんな考えの人がいるというのは驚きであり、気持ち悪くもある。理解されることはないと思うので、考えかたを改めたほうが良い。
性暴力加害者の治療プログラムで、始まる前に互いの肩をマッサージする時間を設けると、司会者が「では始めてください」と言った途端、無言で相手の肩に手を伸ばして揉み始める人が少なくないらしい。
「相手の身体はその人のもの」という認識が欠落しているのかもしれない。
>性犯罪者になってしまった君よ、すぐに被害者に許されようとか思わないでくれ。
>生き様で示せよ、赦されたいと本気で思うのならば。
>赦されようと赦されまいと、自分はこう生き直すのだ、こう生きるのだ、と。懸命になってくれよ。
非常に良い本だった。これは手軽に読めるし、幅広い人にオススメできる。
Audibleにて。
面白くはあった、が、朗読が……うーん。決して下手な朗読ではないものの、人物の喋り分けにもう少し工夫がいると思う。ラジオドラマみたいにする必要はないものの、聞いたすぐに誰が話しているのか分かるくらいには喋り分けてもらわないと。
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連載エッセイをまとめたもので、臨床や育児へのヒントあり。