見出し画像

今週、読み終えた本 『親子の手帖』 『回避性愛着障害』 『思い出トランプ』 『Mastering Watercolors』 『Watercolors Step-By-Step』

とても評価が高いので読んでみた。
期待していたような雷に打たれるほどの衝撃的な内容ではなかったが、そこはかとなく、涙腺をソフトに刺激するような話がちらほら。
子育ての良い気分転換になった。


あいかわらず、すべてを愛着の問題に結びつけるきらいがあるものの、著者の筆力のせいで説得力がありすぎてしまう。愛着の問題が一欠片もない人なんて、日本中を探しても、かなりごく少数なんじゃないかとは思うが……。
影響を受けすぎて、なんでも愛着障害に結びつけてしまうようになる人が出てくることも危惧されるが、本書は著者のこれまでの本にはなかった「自己啓発書」あるいは「自己治療書」という趣きもあり、多くの人が一読する価値はあるように感じた。


「大根の月」はドラマで、再放送も含めて2回見た記憶があるが、内容はほとんど覚えていなかった。子どもの指が切れるとこだけインパクトが大きくて……。原作小説のほうは好きな感じ。
全体的には、すべての人にあるであろう「ちょっとイヤなところ」「少しダメなところ」をほんのりと浮き上がらせている。


表紙の絵に惹かれて買った二冊だったが、著者の絵が全体的にめちゃくちゃ好みというわけではなく流し読みになってしまった。ただ、ちょっとは得ることがあったと思う。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集