【メンタル不調の人のための読書室:ゆるっと本のまとめ】やり場のない感情を整える62のヒント「リセットする習慣」(著:曹洞宗徳雄山・建攻寺住職・枡野俊明)(禅の教えから心軽くするヒント)
*禅の教えを元に、リセットする方法を教えてくれる書籍です
【気持ちを自ら「リセット」できる人】
・焦り、怒り、不安、自己嫌悪といったやり場のない感情は誰でももっているネガティブな感情
・放置しておくと、また別のネガティブな感情を呼び込む
・心軽やかに生きている人はネガティブスパイラルを断ち切ることができる
【禅の教えの根本は「今を生ききる」】
・「今この瞬間」が絶対的な存在であると考える
・過去とも未来とも切り離された、この日、この瞬間を「今しかない」と思って生きるのが、禅的な生き方
・一瞬、一瞬、新しい心にリセットする
【永遠不変の真理】
・過去はやり直すことはできない
・未来がどうなるかは誰にもわからない
・不安の正体は、やりようのないことがいつおさまるかはわからないことであり、やりようのないこと自体ではない
・やりようなことは、まず受け入れるしかない
・諦めも大切
・受け入れると心が軽くなる(自分が今やるべきことが自ずと見えてくる)
・それにコツコツと取り組めばいい
・やりようのないときは、やりようがない
・焦らずに黙って受け入れる
・それだけでリセットされる
【心を縛るもの、今やっていること以外はすべて「妄想」】
・他人と比べることで一喜一憂して心が苦しくなる人が増えている
・他人と比べることは自分の立ち位置を確認しているだけで、それ以上でもそれ以下でもない
・自身のプライドやこだわりを捨て、その執着から離れてみる
・ダメだったらまたその執着を拾えばいいぐらいの気持ちでプライドを捨ててみよう
・自分のありのままの姿をさらけだすと、自分の気持ちに素直になれ、心がゆったりとする
・妄想を生み出す大体は他人と比べたり、物事を対立的に考える思考
・AとBを選択する場合、「損得」という妄想で選ぶより、「縁」を感じるほうを選ぶほうがいい方向に展開することが多い
・「縁があるな」と感じるほうを選べば、うまくいかなくても悔まない
【失敗したときのリセット法】
・仕事でも日常生活でもミスや失敗はつきもの
・落ち込んでも時間が解決してくれるわけではない
・ミスを認め、迷惑をかけて人に謝ることが「リセット」になる
・謝罪は早ければ早いほど相手に響き、傷口が浅くすむ
・反省をしても後悔せず、同じ失敗を繰り返さないようにする
【人生は、ときに立ち止まることも大切】
・がむしゃらに走りつづけている人に追い越されても、焦ることはない
・焦れば焦るほど自分を見失ってしまう
・一日一度立ち止まり、今日一日を振り返る
・「よし、今日はもうおしまい」として休めばぐっすり眠れる
・「あたりまえ」に感謝できれば、ムシャクシャしない
・夜寝るときに、翌朝目が覚められるという保証は何一つない
・朝目が覚めたら、生あることに感謝することから一日を始めると、毎日が新鮮になる
・「あたりまえ」を大事にすれば、自分自身の行動も変わる
・自分が働いて給料をもらうのも、働く環境を整えてくれる会社があり、周囲の人たちに支えられているからこそ
・「あたりまえ」の行動をつづけることが、毎日をていねいに暮らすことにつながる
【私たちは「生かされている」】
・命は単独で存在するものではなく、様々な「縁」が重なって生まれ、世界のありとあらゆるものと関りをもって存在する
・自分の命は自分だけのものではなく、あらゆるものに生かされている
・ふだんから生かされていることに感謝し、自分の体をいじめる不摂生はさけたい
・「あたりまえのことほど、ありがたいものはない」という意識を持つことはとても大切
【人の話を聞きすぎない、気にしない】
・老後資金は2000万円といわれているけれど、本当に必要なのか?
「そうかい、そうかい、わかったよ」くらいの気持ちで聞き流そう
・平均的な生き方などない
・「平均」とか「一般的」という周囲の情報に惑わされないように
・大切なのは、自分がどのような生き方がしたいのか
何をしたいのか、そのためには今何をすべきか
を、常に自問自答すること
【「お先にどうぞ」の精神は人間関係の潤滑剤】
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