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【読書記録】「殺人依存症」櫛木理宇


息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、実行犯の男たちを陰で操る一人の女の存在が浮かび上がる。彼女は一体何者なのかーーー。息をするように罪を重ねる女と、最愛の家族を失い死んだように生きる刑事。二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。

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2025/2/18 読了。

一気読みでした。
たまたま見たインスタで、けんごさんが紹介していたこちら。
同じ日に、たまたま寄ったブックオフでこの一冊だけ発見して、即購入。

櫛木さんの本はこれまで、「鵜頭川村事件」しか読んだことがなくて、正直あまり好きになれずだったので、期待せずに読み始めた。
ちなみに「死刑にいたる病」は映画だけ見た。

展開胸糞だしグロいし鬱だし救いようがないんだけど、どんどん読んでしまう…
この本はフィクションだけど、加害者に対して本当に怒りを覚えるし、ダメな方へ進んで行ってしまう被害者に、そっちへ行ってはダメだー!と声を出して言いたくなってしまう。
たとえ加害者に過酷な過去があったとしても、彼らがしたことは絶対に許せないし許されないだろう。
作中にもあった、「まさか自分の子が」とか「自分の家族だけは大丈夫」って思ってしまいがちだけど、そんなことなくて、毎日「おかえり」「ただいま」が言えることに感謝しなくてはと思った。

この後、「残酷依存症」「監禁依存症」と続く3部作らしいので、本屋さんで見つけたら購入しようと思います。
あらすじを見ると話自体は繋がっていないようだけど、どんな3部作になっているのか。悪趣味だけわくわくしてしまう、そんな自分も結構重症かもしれない…

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