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本と旅する”Book Tourism”の魅力

皆さん、Book Tourismという言葉を知っていますか?”本”にまつわる場所やイベントを目的にした旅行のことを指しています。

ネットで検索したところ↓のような意味で説明されています。

自然豊かな郊外の「本の町」で、散策をしながら古書店めぐりを楽しむ旅のこと。その町に宿泊して、ゆったりと本や美しい風景を味わう。発祥地はイギリス、ウェールズ地方のヘイオンワイ(Hay on Wye)という人口1500人ほどの田舎町で、1970年代後半、「本の町」を売りものにした観光振興を始め、旅行客を引きつけて町おこしに成功した。田園風景の中にたたずむヘイオンワイの街並みには、現在約30軒の古書店が軒を連ね、訪れてくる旅行者がくつろぎながら本を楽しめるように、野外にも本棚を並べている。このヘイオンワイの成功例にならい、ベルギーやフランスの田舎町でも本による町おこしの動きが広がった。日本では2009年8月、国内初のブックツーリズムの試みとして長野県伊那市の高遠町が「高遠ブックフェスティバル」を開催。10年9月18~23日の第2回フェスティバルでは、さまざまな出店やイベントが行われた会期中に、県内外から数千人の観光客が高遠町を訪れた。

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あまり馴染みがない言葉でピンとこないかもしれませんが、漫画や小説の聖地巡礼もBookTourismの一種です。

Book Tourismの魅力

時間とお金を使って文化的なモノ、コトに触れていることはとても尊くその時の自分が好きになれる。

あくまで個人的な見解ですがこれなのかと。

私自身、その地域にしかない特徴的な本屋・図書館を目的にBook Tourismをしています。

本屋・図書館に普段あまり行かない人は「どこもほとんど同じでしょ?」と思うかもしれませんが、地域の特性や利用者にあわせたこだわりを持った選書や設計から、それぞれ全く違った顔をしているように感じます。

また、最近だとオシャレな設計をしている場所も多いので、建築物が好きな人にとっても楽しめます。

Book Tourism~第1章~那須塩原市図書館 みるる

那須塩原市図書館 みるる

第1回目は栃木県那須塩原市にある「みるる」を紹介します。

みるるは今年のGWに日帰りで行きました。
東京から片道2時間ほどかかりますが、最寄り駅のJR黒磯駅からは徒歩1分と大変駅チカ。

外観

まずはこの外観。
青空とのコントラストは息を呑むほど美しい・・・
全面ガラス張りで外からでも開放的な空間ということが分かります。

入口

館内に入った瞬間、木の匂いがしてにいるような気分になります。
奥行きがあるので「この先にどんな本や展示があるのだろう」と好奇心をくすぐられる。

2Fスペース

非日常へと誘う幻想的な空間。
建築物というより、もはやアート。

1F展示

みるるの最大の特徴は、この壁に刻まれた言葉の数々。
展示の企画ごとに選書された本の文章やセリフが引用されていて、言葉が脳に直接ガツンと訴えかけてきます。

ちなみに館内の写真撮影は基本的にOKになっています。
※人物などが写っている場合はボカシや切り取り処理をする必要あり。

図書館サイドもInstagramで「#(ハッシュタグ)」をつけての投稿を促しているので、訪れた方々は「みるる」の素晴らしさを発信していきたいですね。

最後に

自分の発信力なんて微々たるものですが、素敵な本屋・図書館の紹介を通じて、Book Tourismの魅力を1人でも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。

次の旅行先は「本」を軸に決めてみてはいかがでしょうか?

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