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Bon voyage

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旅の途中で出会ったかけがえのないものたち。 いつもの見慣れた場所に留まっているとしても、そこではないどこかを歩いているとしても、いつだって旅。終わることのない旅の途中。
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#夢

お母さんとの不思議な話 

お母さんとの不思議な話 

そのころ 
平日朝7時には家を出て、帰宅は9時頃
ストレスで睡眠障害
行き帰りの電車で爆睡

土日は心も体も疲れて何もする気が起きず
お掃除もせず
窓も閉め切りで
誰にも会わず

冷蔵庫には納豆とヨーグルト
ランチに外食して栄養を補給
・・・そんな暮らしをしていました

でも、こだわりがあって
それはー
「お布団は太陽の下に干す!」

秋も終わりに近づき、冬はもうそこまで
「冬布団 干さなきゃ」

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未来の旅 妄想日記 1

未来の旅 妄想日記 1

今日から始める未来の妄想日記。

私は旅が大好きだ。電車や車の旅も良いけれど、やっぱり一番は飛行機。
飛行機は乗るのも見るのも好き。そして旅先は絶対に日本ではない場所。
今はまだすぐには出かけられないけれど、いつか行けることを夢見て妄想日記を書いてみることにした。

支離滅裂、破茶滅茶、なんでもありの、自由自在の日記。
勝手にひとりで楽しむつもりなので乱文意味不明なことばかりかもしれないけど、誰か

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#8 ”今”この瞬間が尊いんだよね

#8 ”今”この瞬間が尊いんだよね

マシュー

今日は夕方に散歩したよ

夕陽を眺めようと
家を出て
少し遠くが見渡せるところまで
行ってみたよ

でも、少し遅かった
夕陽は見えなかったんだ

だけどね
向こう側から差す光が
雲を照らして
輝かせていて
その上の暮れゆく空も
とてもきれいだったんだ

太陽は見えなくても
太陽の光が
周囲にあるものたちを
奇蹟のように
演出していたんだよ

素敵だな〜と思った

雲を見ているだけでも

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#7 落ち着かない心とともに

#7 落ち着かない心とともに

マシュー

今 僕は病気が見つかって
治療中なんだ

マシュー

ときどき 
堪らなく 胸に大きな重石が置かれて
ずっと僕の心を苦しませる

今はゆっくり治療に専念すればいい
何も考えずにのんびりしていればいい
ただ、ゆったり構えて
神さまがくれた休暇だと思って過ごせばいい

そう思うようにしたりするけど
重石は居座って動かなかったりする

これを乗り越えた先には
素晴らしい人生が待っている
絶対

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#6 大丈夫だと信じていくよ

#6 大丈夫だと信じていくよ

マシュー

たまらなく会いたいよ

僕は
何者かになりたかったんだ
僕はしっかりと
自分自身として生きて
何者かになって
大地を力強く踏みしめながら
この人生という旅を
楽しみたいと思っていたんだ

だけど
僕は
まだ何者にも成れていない

何者って何だ?って
きっとマシューに問い詰められそうだ

何だ?ってことさえ
なんにも見えないまま
なんにも成れてないんだ

マシューは以前
自分の魂を感じろ

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#4 イルカの空

#4 イルカの空

マシューは行ってしまう前
こんなことも言っていたよ。

「楽しんで生きろよ。楽しめ、感じたままに。」

何を楽しむの?
そんな陳腐な質問を返してしまったから笑われると思っていたけど
マシューは真剣な顔をして言った。

「人生のすべてをーだ。」

「俺は動物園が好きじゃなかった。あそこにいる動物たちって幸せなんだろうか?っていつも気になってしまったんだ。水族館のイルカやアシカは幸せなんだろうか? い

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全て愛しい小さなカケラたち

全て愛しい小さなカケラたち

去年の6月末で会社を辞めた。

精神的負荷の大きい業務だった。

マイナスの感情ばかりを受け取る仕事で、人間の嫌な部分ばかり見えていた。

出来るだけ「人間」とは関わらないよう生きていた。

会社を辞めてからは、読書と旅と彫刻制作をした。

失業保険受給が終わったらバックパッカーしようと計画していた。

短くて3か月、長くて1年くらい行きたいな。

ヨーロッパをメインにして・・・と楽しみにしていた

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