BOND

地方過疎地域の経営者です。先代を継いだのはよいが、どうやってこの時代に継続させていくか?現在進行形の赤字経営術を公開します。

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地方過疎地域の経営者です。先代を継いだのはよいが、どうやってこの時代に継続させていくか?現在進行形の赤字経営術を公開します。

最近の記事

📖天を味方につける生き方 世界中の民族に教えてもらった本当の豊かさ

エコビレッジビルダー、山納銀之輔さんの本を紹介する。 彼は、お金が要らない村、エコビレッジを世界を回って作っている人だ。 特に漆喰について詳しい。 俺も自宅の壁、会社の壁を漆喰にしたくなった。 これからは農業だとずっと思ってきた。 何があっても食べていける環境をつくるってことだ。 会社を経営してるとなかなか難しいんだが、必ずやろうと思っている。 だが彼は、食べることだけでなく、生きるために必要な全てのことを自分の手でつくる、という活動をしているんだ。 すごいと思った

    • 本当の世代交代 その②

      前回までのあらすじ: 退院すると大暴れした親父。大暴れした結果、希望通り退院となった。 病院に大迷惑をかけ、退院した親父は、その結果、数ヶ月ぶりに我が家に帰ることができた。 子どもや孫に囲まれての数年ぶりの家族団らん。 コロナでずっと会うことができなかった、離れて暮らす子どもや孫達に会うことができたんだ。 あのときは、ほんの一瞬だけコロナが下火になったんだよな。 今思えばすごいタイミングだった。 そして、食べたかったすき焼きを食べることができたのも偶然。 偶然がいく

      • 本当の世代交代

        前回までのあらすじ: 社員が増えほっとしていたところに始まったcovid-19の猛威。 今までの苦労とは真逆の、今度は社員が多すぎて困るという事態に。 俺は、コロナ特例雇用調整助成金を申請することにした。 今から思えば、当時の勤務表は、毎月すごい数のコロナ休業を示すマーク。 本当、異常事態だったんだ、あの頃は。。。 それを、コロナ特例雇用調整助成金で補ってもらった。 不幸中の幸いだったなあ。 そして、俺も妻も、会社の維持のために必死だった。 少しも気が抜けない状況だっ

        • 正反対の窮地

          前回までのあらすじ: 退職希望の社員を引き留めるべきか否か、、、 色々考えた結果、俺は、今までありがとう と言って転職してもらうことにした。 結果オーライだった。本当、発想の転換は必要だな。 しかし、その社員が辞めてからほどなく、コロナが日本で猛威をふるいだした。 年度初めは順調だった売上げ。 今年はいつもより良くなるのでは?なんて想像してた。 だが 休業要請、学校の休校、不要不急の外出を控える動きは、順調だった売り上げを確実に減らしていき、結果、コロナ初年度の赤字

          発想の転換

          前回までのあらすじ:人事というのは扱いが難しい。できるなら扱いたくない。未だ難しい仕事だが、学びもあった。 困った社員というのは、俺が困っているだけでなくて、他の社員も対応に困っていた社員。 俺が対応したのは、社員側からの申し出があったからだ。 俺はこのことに満足している。なぜなら、社員自ら動いてくれたから。。 そして、俺はどんな対応をしたかというと、前号に書いたとおり、 自分の考えを曲げなかった、ということと、焦らず時間をかけ待ち続けた、ということだった。 経営者が

          発想の転換

          📖超訳 易経 陰、超訳 易経 陽

          易の本と言えば占い?と思うかもしれないが、そうではない。 古代から、この易は時の王などの戦略計画に必須のものだった。 現代でも易を活用するトップマネージメントは多いらしい。 1月から12月までを陰と陽で表わしていくのが易。 1年が春夏秋冬と巡るように、人生にも春が訪れ、盛りの夏が来て、最後は寒い冬が来る。 すなわち、人生は常に変化しているという。 良いときは永遠には続かない。 しかし、つらい冬が来たときは新たな芽吹きの始まりとなる。 そのようなタイミングを見逃さず、適切

          📖超訳 易経 陰、超訳 易経 陽

          COVID-19発生と俺の成長

          前回までのあらすじ:社員は充足したものの、安全を求めるあまり、社内でできる仕事を途中で手放してしまうという状況が発生するようになってしまった我が社。そしてCOVID-19が、、、 社員の絶対的不足からは脱したものの、地域の現状から、飛躍的に収益を上げていくことは難しいという状況の中、安全を求めた社員の動きは、さらに収益の減少を促進することになった。 これは時代の流れとも言える。 俺は、行けるところまで行こうと思った。 なぜなら、俺はこの会社の4代目。我が社は曾祖父の代か

          COVID-19発生と俺の成長

          経営 対 安心安全

          前回までのあらすじ: 究極の社員不足から、俺は人材派遣会社を利用する決意をした。 紆余曲折を経て2名を採用することになり、無事に定着してくれたのだが、、 人材派遣会社から2名の社員を迎えたものの、社員が完全に充足した訳ではなかった。 安全を求められる時代となり、親父の時代のように、ギリギリの人数で会社を回すことは難しくなっていたんだ。 役職社員の意見を聞くと、まだ足りないという。 彼の意見は尊重していたが、俺より年上の古株社員。 なめられていたなあ。 俺は、親父のよう

          経営 対 安心安全

          📖今日、誰のために生きる

          ペンキ画家SHOGENさんの話を聞く機会があった。 彼の実体験から生まれた本だと思う。 というのも、現在注文中!読むのが楽しみ!

          📖今日、誰のために生きる

          人材ゲット その後

          前回までのあらすじ:俺は、社員不足を埋めるために、人材派遣会社から2名採用することにした。 2名の社員が赴任してきた。 何だか変な書き方だが、その通りだ。 人材派遣会社を利用するのは初めての経験。 と、断りを入れておく。 というのも、結局、家賃、水道光熱費、全て会社持ちでの採用となった。 え?と思うだろう。 俺もそう思う。笑。 人材派遣会社の担当者から促され、社員不足の弱みから、こうなってしまった。 無知って怖いよな。 2人にはガッツリ働いてもらわなくては、、。 実

          人材ゲット その後

          📕日本の進む道 成長とは何だったのか

          俺の気になる本を紹介していこうと思っている。 興味は結構多岐に渡るが、全てつながってる、というところで、気になったら是非読んでみてほしい!!! 実はこの本、1週間前に購入して、一気に読み終えた。 なので、ライブラリー第1号に! 養老孟司さんは、もちろん皆さんご存じの、医師であり作家でもある著名人。 藻谷浩介さんは、里山資本主義の著者であり、地域エコノミスト。地方でたくさん講演をされている。あらゆるデータを抽出し、地域の課題に切り込んでいくのが得意だ。 そんな2人の対談を

          📕日本の進む道 成長とは何だったのか

          人材ゲット

          前回までのあらすじ: 2名の社員が抜けることになり、残った社員のストレスがマックスに。 いよいよ会社が回らなくなるという状況の中、俺は人材派遣会社を利用することを決心した。 さっそく俺は、人材派遣会社をあたった。 あらゆる会社がネット上に紹介されていて、どこを選べばいいのか??? 何とか一社に絞り、躊躇する気持ちを抑えて連絡してみた。 相手は待ってましたとばかりに、スムーズに対応してくれたよ。 何せ、大金がかかっているからな。 ちなみに、俺が利用しようとした人材派遣は

          人材ゲット

          会社が回らない

          前回までのあらすじ: 親父について10年。経営を学んだ。しかし、親父がやっていたのは黒字経営、俺がやらなければならないのは赤字経営だった。 親父から学んだ経営哲学は、言わば、嫌われる勇気だったといえる。 実は親父は、地域の活動にはほとんど参加していなかった。 唯一、お寺の檀家として役員を務めていたが、それ以外は、あえて地域と交わることをしなかった。 親父は言っていた。 地域の人々と親しくなって良いことはない。 悪く言われることはあっても、良いことを言われることはない、と

          会社が回らない

          俺の赤字経営マニュアル

          前回までのあらすじ: 窓枠のコーキングのひび割れから雨水が入り、社内に水があふれ出た。 築25年を経て、全ての窓枠にヒビが入っていた。 俺は、社長になってから、親父が作った巨大な社屋の経費を削減すべく、補助金を使って様々な修繕工事をやった。 一方では、事業所内保育所をつくり、社員不足を回避した。 こうやって色々やってきてわかるのは、経営者って大変だということ。 サラリーマンから経営者になるということは、考え方を180度変えるということでもあった。 要するに、給与をもら

          俺の赤字経営マニュアル

          築25年の社屋で起こること

          前回までのあらすじ: 下水に流れていない水を、子メーターをつけることで水道料金から引いてもらえることになったのだが、まだまだ水道料金は高かった。 水道代が高い高いと書いてきたが、本当に高いのか? その当時は検証することもなく、感で動いてたんだよなあ。 けど、今なら正しい水道代がどのくらいなのかを言うことができる。 なぜなら、水道代、笑えるほど下がったから。 最高100万円、平均60万円の水道代が、修繕工事を通じて、およそ15万円になった。 はあ~???なんだって~!!!

          築25年の社屋で起こること

          水道代が高すぎる

          前回までのあらすじ: 設備補助金の決定通知を受け取った俺。ぶつくんに連絡し、早速工事にとりかかった。そして、それ以外に運営補助金というのをもらっていた。これは、苦肉の策でつくった企業内保育所だった。 俺は補助金を使って古くなった空調設備を改修し、企業内保育所をつくって人手不足を乗り切った。 これからも経費は注意深く見ておかなければならない。 が、それにしても水道代が高い。 業種柄、水道代がある程度かさむのはわかってはいるのだが、一体どれくらいが相場なんだ? 最高10

          水道代が高すぎる