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正反対の窮地
前回までのあらすじ:
退職希望の社員を引き留めるべきか否か、、、
色々考えた結果、俺は、今までありがとう と言って転職してもらうことにした。
結果オーライだった。本当、発想の転換は必要だな。
しかし、その社員が辞めてからほどなく、コロナが日本で猛威をふるいだした。
年度初めは順調だった売上げ。
今年はいつもより良くなるのでは?なんて想像してた。
だが
休業要請、学校の休校、不要不急の外出を控える動きは、順調だった売り上げを確実に減らしていき、結果、コロナ初年度の赤字決算は例年の何倍にもなってしまった。
社員が増えて経費も増えた。
俺は、コロナさえ終われば何とかなるのでは、と思っていた。
だから、経費の増加は有りだと考えた。
が、これは誤算だった。
コロナは終わらなかったんだから。。
せっかく社員の数を増やしたのに、それに見合う仕事量がない。
暇を持て余す社員達。
今までさんざん社員が足りなくて困ってきたのに、今度は社員が多すぎて困ることになるなんて、、、
恐らく会社の歴史として前代未聞、あり得んことが起こってしまった!
どうする俺!!!
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俺は、冷静に、再び、助成制度や補助金制度を調べていった。
するとその中に、コロナ特例雇用調整助成金なるものがあった。
以前から、雇用調整助成金というものはあったんだが、今回のコロナ特例雇用調整助成金は、条件をグッと緩和して、非常に使いやすいものになっていた。さらに、助成率も高い。
簡単に説明すると、雇用主は、社員を休業させ、通常通りの給与を支払う。その休業分の賃金を助成金として補填してもらえる。
我が社にぴったりの制度。これなら使えるかも?
内容、条件を確認、利用できそうだと感じ、さっそく、顧問労務士に連絡した。
顧問労務士からOKの返事。
よっしゃ。
これで乗り切ろう!
つづく