食薬への興味は〇〇から、親子で漢方ライフへ①

ペンシルママは薬膳や食からの健康へのアプローチという考えがとても好きですが、そのきっかけは間違いなく、高校生ぐらいの頃に韓国ドラマ好きだった祖母と一緒に見た韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」です。その後祖母の家から自宅に戻った後もずっと見続けたのです。

幼いチャングムは女官の試験に合格し、王様の食事を作るスラッカンという場所で働き始めるのですが、そこで食材の効能を考えながら食材を選んで調理していくチャングムたち女官たちの姿がありました。その考えや精神が自分にはとても魅力的でとても素敵でした。料理をする際に流れるBGMもとても雰囲気が映像と合っていて、宮廷の厳かな雰囲気もあり好きでした。ペンシルママも「疲れて料理もしたくない片付けもしたくない~」という時には携帯にダウンロードしたその曲を聴くと、「やってみようかな」と思って動けたものでした。

スラッカンで最もえらい「チェゴサングン様」が女官たちに「この料理に使っている甘味は何か?」と質問した際、幼いチャングムが「柿」だと答えるシーンは印象に残っていて、それを見てからは秋になって柿が手に入るようになると、お肉の炒め物などに柿を入れたりして作ったものです。りんごや梨を使ってソースを作ったり、炒め物に一緒に入れて甘味に使ったりするアイディアは、このシーンから頂いたのでした。

中国からえらい役人が滞在していた際は、その役人が持病を持っていることを考慮して、役人の好きなこってりと脂っこい料理ではなく、野菜中心の健康的な料理を作り続けたチャングムの師匠と、チャングムの姿も好きでした。最後は食べる相手のことを1番に思う「料理人魂」に役人も心を打たれ、全面的に食事を任されるようになったシーンは感動でした。

その後チャングムにはとても辛い試練が待ち受けています。そして後半はスラッカンの女官から医女になっていくのです。ドラマ後半は料理のシーンはほとんどなくて残念でしたが、最後も素晴らしい結末を迎え安堵したのです。韓国ドラマはその展開に冷や冷やしっぱなしで可哀そうで見ていられないことも多いのですが、何とか最後まで見ることが出来ましたし、最後まで見て本当に良かったです。

このドラマをきっかけに私は薬膳とか食に興味を持つようになったと思います。会社勤めをしていた期間は忙しさを言い訳に大分健康的な食と縁遠い生活を送っていましたが、妊娠をきっかけにまた興味が再燃し、色々な本を読みました。

という訳で薬膳を含む東洋医学の話は好きですし、普段の食事でも取り入れていることはありますが、あまりに東洋医学や民間療法に妄信し、流れるのは危険で絶対に良くないと思います。ですが、いくら西洋の薬を飲んでも対処療法に過ぎず、改善しなかったり繰り返すことも多い症状には、病院でもらう薬の治療だけでのアプローチでは難しいのではないかと感じることもあります。ペンシルママは自身の生理痛やニキビ、娘の風邪体質やアレルギーでそのことを実感しました。もちろん食薬だけでどうにか治せるものでもなかったのです。そのため親子で漢方内科を受診して漢方も服用するようになりました。

漢方は副作用がなく、効果もゆっくりとと聞いていましたが、決してそのようなことはないようです。漢方を専門で扱っている先生に定期的に診ていただきながら漢方薬を服用できるのは安心です。漢方内科は通常の医師が診察してくれるので、血液検査など西洋医学のアプローチも取りつつ併用できるのが良かったです。

それと同時にアレルギーと食も調べていましたから、日々の生活でも気を付けるようにしていましたが、今回とある決断をしました。
次のブログへ続きます。


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