ゴーヤチャンプル

先日八百屋でゴーヤを見かけました。ふいにゴーヤチャンプルを作りたいという気持ちが沸き起こり、ゴーヤを買ったのです。

昔ペンシルママがまだ会社勤めをしていた頃です。上司と昼休みに会話をしていた時のこと。料理の話でもしていたのだと思いますが、ふと上司に「何の料理が得意なの?」と質問されました。その時ペンシルママは「ゴーヤチャンプルが得意です。」と答えたのです。

その時の自分の気持ちはあまり覚えていませんが「きちんと料理していますよ」と見栄を張りたい気持ちもあったのかもしれません。ですが、ちょうどその日のペンシルママのお弁当に昨夜作ったゴーヤチャンプルが入っていた気がするので、その当時はよく作っていたメニューだったのです。

その上司は人柄がとても良く、やさしく穏やかで、人徳もあり賢く、本当に良い上司でした。ペンシルママはその翌年出産のため退職してしまったので、会社勤めで最後の上司となった人でしたが、その人が最後の上司で本当に良かったと心から思います。

その上司はいつも奥様の愛妻弁当を持ってきている方でしたが、お味噌汁まで付いていて、お弁当の具材もバランスが取れていて、旦那さんへの愛情を感じるお弁当でした。上司は「大体同じようなメニューだよ」と笑いながら話していましたが、これだけのお弁当を作る大変さはよくわかりました。奥様もきっと愛情深く優しい方だったのだろうと思います。

一方ペンシルママは結婚して3年目くらいの頃でしたが、それまでお互い仕事が忙しく帰りも遅い日々でしたので、夕ご飯どころか朝ごはんもろくに作った記憶のない生活を送っていました。一緒に夕ご飯を食べた記憶もほとんどないような日々でした。部署が変わり、残業をせず帰ることが多くなったので、健康を意識して色々作り始めたメニューの一つがゴーヤチャンプルだったのです。

ペンシルママの好みのゴーヤチャンプルは、野菜はゴーヤだけであとは肉と豆腐と卵に鰹節をたっぷり入れたたんぱく質たっぷりのゴーヤチャンプルでした。当初は味付けを塩と、酒、醤油だけにしていましたが、オイスターソースの存在を知ってからはオイスターソースを加えるようになったのです。

出産して子育てをするようになってからはめっきる作る機会が減ったゴーヤチャンプルです。お惣菜で何度か買って娘に食べさせたこともありますが、ゴーヤが苦いので食べたがりませんでした。そしてペンシルママもお惣菜のゴーヤチャンプルにどこか物足りなさを感じてしまうのです・・。

久しぶりに作ったゴーヤチャンプルはとても美味しくできました。娘も嫌々ながらゴーヤを食べましたし、それ以外の具材は「美味しい」と完食してくれました。我が家でゴーヤチャンプルを再びメニューにあげられる日が来たのでした。

【ホットクックで作るゴーヤチャンプル】(もちろんフライパンでもOK)
材料
ゴーヤ 1本
木綿豆腐 1丁
豚バラ肉 一パック
卵 2個
鰹節 少量サイズ二袋くらい(お好みで)

オイスターソース 大1くらい
醤油 大1くらい
ごま油 小1くらい

①木綿豆腐は水切りをしておく。
②ゴーヤは半分に切り、ワタをくり抜き薄切りにする。塩を少量入れたお湯で4分ほどゆでる
③豚肉を一口サイズに切る。卵は溶きほぐしておく。
④ホットクックの鍋にごま油と豚バラ、塩ひとつまみを入れて、2分ほど手動メニューで炒める
⑤ゆでたゴーヤを加えて2分ほど追加で炒める
⑥木綿豆腐を入れて2分ほど炒める
⑦卵を入れて1分炒める
⑧オイスターソースを入れて1分炒める
⑨すべて具材に火が通って、卵も固まったのを確認したら最後に醤油を加える
⑩一度味見する。醤油が足りなかったら追加して調味が終わったら、鰹節を加えてかき混ぜ出来上がり

肉とゴーヤは塩をふって炒めたり、ゆでているので、最後に加える醤油は味を見ながら調節すると良いです。その時の塩分量などで味も変わってくると思うからです。醤油は過熱しすぎると風味が損なわれるので、1番最後に加えて過熱を最小限にするとよいと思います。

たんぱく質たっぷりとゴーヤの苦みで力がわいてくるメニューです(*'ω'*)
ご飯片手に頂きます!

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