ぼくだよ

魔女やってます

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最近の記事

やわらかな地雷

日常のふとした出来事をきっかけに、自分の地雷を知覚することがある。地雷というのは、自分がムキになること。他の人からしたら「そんなことで?」と思うような些細なことが、自分にとっては譲れないことであったりする。 今年の6月に5年近く交際していた彼氏にフラれた。彼はとても決断力が弱く、とにかくその場を切り抜けられればそれでよいという考えで根本的な解決を先延ばしにするきらいがあった。わたしは「もっときちんと現実をみて。長期的に考えようよ」などと偉そうに言っていたような気がする。もと

    • 男性の鈍感さについて

      一般的に、男性は女性よりも鈍感であることが多いように感じる。女性が当たり前に気がつくことも、男性はなかなか気がつかなかったりする。 わたしは男性の鈍感さについてこき下ろしたいわけではない。ただ人間という生き物である上でそういった特性があるのだなあと思っているだけだ。その鈍感さゆえに、繊細な女性と摩擦が起こることもあるだろう。逆にその鈍感さゆえに気づかなかったことで、丸くおさまったこともあるだろう。 無論、鈍感であっても馬鹿ではないので、男性もきっかけがあれば気がつくことができ

      • カレーが嫌いな子ども

        カレーといえばみんな好き、特に子どもに喜ばれる献立というイメージがある。カレーが好きな大人を「子供舌」と言ったりするくらい、世間に浸透しているイメージであるように思う。 かつてわたしはカレーが嫌いな子どもだった。 実家で出されるカレーはいつも辛く、特に敏感な子どもの舌にはなかなかつらいものであった。いつも時間をかけて完食していた。「今夜はカレーだよ」と言われてテンションが上がったことがない。だがどうやら小学校や中学校の同級生たち、あるいは世間では「子どもはカレー好き」とい

        • 絵をかくことについて

          物心ついたころから絵を書いていた。母には「ぼくだよは無人島に行っても紙とペンがあればいいね」と言われもてはやされていた。 幼いころに好きだったセーラームーンに始まり、その時々にハマった漫画やゲームのキャラクターのイラストを描いていた。高校生になるころには自分のホームページを持ち、学業の傍ら絵を描いてはインターネットに公開していた。しかし大学卒業後にそれはぴたりと止まった。それはなぜかというと、わたしの描く絵は主に授業中に生み出されていたからである。 わたしにとって絵を描くこ

          愛について

          何千年も前の哲学者がこぞってああでもないこうでもないと考えて答えが出なかったことを、現代でも未だ多くの人がああでもないこうでもないと思い悩んでいる。
 愛とは、時や場所、環境や心の持ちようで形を変える流動的なものなのではないか?とわたしは考える。
 わたしが愛といえばそれは愛であるし、愛でないといえば愛ではない。あくまでわたしにとってだが。
 わたしは、自分の愛とエゴと執着の見分けなどつかない。その境界は曖昧で、時と場合によっては入れ替わったり交わったりもするだろう。わた

          愛について

          月曜から夜ふかしに出たときの裏話

          20XX年、某月某日。 わたしは、高円寺の行きつけの美容院で月に一度のヘアトリートメントを終え、商店街をぷらぷら歩いていた。 すると、でかい看板を持った女性スタッフとカメラマンが、道の端にちょこんと居るのが目に入った。 看板には「月曜から夜ふかしに出ませんか?面白い人募集!」の文字。 当時わたしは、魔女(師匠)の弟子をしていて、魔術や占いの勉強をしていたのだが、これって面白いのでは?という自負があった。 試しに話しかけてみると、「なんか魔女っぽいことできますか?」と言わ

          月曜から夜ふかしに出たときの裏話

          魔女になったワケ

          こんにちは魔女やってます。 よく魔女ってなんですかって聞かれるんですが、特に公的な資格とか無いので、自称すればみんな魔女だと思います。 わたしが今まで勉強してきたことから思うには ・知識者とか知恵を出す人。 ・ハーブ等を扱い、体調不良を癒す。 ・占いによって道を示す。 みたいなイメージです。ただ、現代に於いては、医療がめちゃめちゃ発達しているので、癒し屋さんに関しては医者に任せるのが良いと思います。昔の西欧では医者はだいたいみんな占星術やってて、怪我や病気の原因とかタ

          魔女になったワケ

          Tinderで出会った男と結婚を前提に交際してる

          今の彼氏はTinderで出会った男だ。 Tinder。 いま流行りの(?)マッチングアプリだ。 正直Tinderはヤリモクの男とタダ飯モクの女がひしめきあう、実質蠱毒だと思っているので、「本気で恋人探してます」とプロフィールに書いてある人が一番信用できないな、と思って使っていた。 そんなTinderでわたしは変態を探していた。 人の性の目覚めとか、初めて勃●した話、ムラッときた話や、そのきっかけが、今現在の性癖やフェチにどのような影響を与えているのか、ということに興

          Tinderで出会った男と結婚を前提に交際してる

          リモート鑑定を希望される方へ

          こんにちは魔女やってます。 たまにTwitter( @saint_germainnn)のDMから、鑑定に関してお問い合わせをいただきますので、こちらにまとめておきます。 どんな占いしてるのー?というのはこちらの記事 をお読みいただくと、だいたい概要がつかめるかと思います。全文タダで読めます。 大まかな流れ 基本的な流れとしましては、 ①占いのテーマ、お悩みについてお伺いする ②代金をお支払いいただく ③占いする(結果をお送りする) ④質問があればいくらでも

          リモート鑑定を希望される方へ

          占い屋さんになったぼくは思った。

          こんにちは魔女やってます。 占いをしたり、ちょっとしたおまじないや魔術(意識改革とか自己暗示に近いです)ができます。 魔女活動をして3年目くらいなのですが、わたしはタロットカードを使用した占いをしています。お金をいただいて占いをするようになって思ったこと、思っていたことなどを、覚書きしておこうと思います。 占いを頼ってくださる方についてわたしは、わたしの占いを頼ろうとしている時点で、この人メッチャ悩んでんだな!!!!と思ってセッションに臨んでいます。 わたしは霊感が全

          占い屋さんになったぼくは思った。

          3.11の話をする

          もうすぐ3.11。もう10年も前のことなのかあとしみじみ思う。 わたしの実家は岩手県で、父方のばあちゃんちは津波でその名が知れ渡ってしまった陸前高田市。今回は、震災が起こったときの話をしようと思う。 地震発生のその瞬間、わたしは下北沢の路面店でアルバイトをしていた。ぐらんぐらんと足元がふらつく中で、「店頭のビンおさえて!」と、先輩から店頭に積んであったワインを押さえる指示が飛んできたのをよく覚えている。 だいぶ長い揺れだった気がする。バイト先の被害は店内奥のでかい塩のボ

          3.11の話をする

          たのしく暮らすために買って良かったもの

          2020年も残すところあとわずか。 コロナで激動激動激動の1年、立てていたプランがすべてひっくり返され、新しい価値観が生まれ、それに対応できるできないで多くの人が大変な思いをした1年だったと思います。 世では外出自粛、ステイホーム、リモートワークなどが叫ばれ、さしあたっていかに充実したおうち時間を過ごすべきか、奔走(もちろん自宅で)した方も多かったのではないでしょうか。 そんな具合の1年、わたしが購入したものでこれは良かったなあと思うものを自分用のメモ代わりに、紹介しよ

          ¥200

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          意志を持てない自分を脱した話

          わたしなんぞよりもっとわかりやすい言葉で解説しているひとらは山ほどいるんだろうが、とりあえず自分が思ったことをつらつら書いていこうと思う。 いきなり自分語りで申し訳ないが、わたしは「自我」を獲得するまでに、わりかし時間がかかった方だと思う。 実際世間の人たちがどれくらいの年齢で「自我」を獲得しているのか定かではないので、なんともいえないといえば、なんともいえないが。 わたし自身はここ数年でかなり自分を変革し、さしあたって「自我」も確立させたと思う。もう32になるが、ここ

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