月とスッポン
こんばんは。
今日は新月の静かな夜ですね。
東京は雲が少なく時々一番星以外の小さな星もキラキラと輝いて見えます。
今日はせっかくなので月にまつわるお話をします。
皆さん、「月とすっぽん」という言葉は既にご存知だと思います。
「月とすっぽん」とは、月もすっぽんも同じように丸いが、比較にならないほどその違いは大きいことを意味します。
皆さんはどのような時に、この言葉を思い浮かべますか?
容姿の違い、家庭環境の違い、能力の違い・・・・
ただただ美しい月を眺めることしかできない、すっぽん。
私にも覚えがあります。
小学生の時は、可愛い親友と一緒にいると「お前が邪魔なんだよ」と上履きを投げられたり、中学生の時は勉強もスポーツもできる優等生タイプのこといると「引き立て役」なんて言われたりもしました。
その時は本当に自分が醜いすっぽんの気持ちで、同じ環境にいるのに全く異なる輝きを放つ友達をただ羨み、憎むことしかできませんでした。
でも、月には月の魅力があるように、
すっぽんにはすっぽんの魅力があるのです。
それは「一度噛み付いたら離れない強さ」です。
(もっとリアルなところで言うと美容効果もあります笑)
粘り強さ、しぶとさと言う特徴は、十分な長所になります。
今は自分と他人を比較して消極的な気持ちになったり、やる気がないなんてこともあるかもしれません。
でも、ただ月を眺めているだけでは、ただのすっぽんです。
どうせなら、がむしゃらに頑張るすっぽんになってみませんか?
例えば容姿的に憧れる人がいるとします。
そしたらまず、なぜ憧れるのかを自分なりに分析します。
そしてできるところから真似して取り入れていきます。
「え?でも、真似しただけじゃただの仮装したすっぽんのままじゃん」
と思われるかもしれません。鏡を見てももちろんその人になれるわけじゃない。それは、残念ながら必然的なことです。
でも、その月になることはできなくても、無数にある星の中で、ひときわ輝く星になることはできます。自発光できちゃいます。
そしたらその光の強さを見つけて「綺麗だな。素敵だな」と感じてくれる人がいるのではないでしょうか。
まずは「くそ〜!月はあんなに綺麗なのに〜!!じゃあ私も負けないくらい輝いてやる!何万光年かかってもだ!!!!」と粘り強く戦う気持ちを持つことが大切です。
「月とすっぽんだな」の先に「悔しい」などの感情を持っている人は、その感情に気づいているだけで、十分成長の余地があります。あとは「じゃあ具体的にどこら辺が悔しいと思うのか。そこを補うために今するべきことは何か」を自分なりに研究するのです。
また月は、太陽に照らされてその輪郭を現し「美しい」と言う印象を人に与えます。でも新月の日の昼間、月がそこにあることを「綺麗だね」時にかけてくれる人は満月の時に比べて少ないと思います。
月も実は「私はここだよー!」と叫んでいるかもしれません。
皆何か人には言えないことや心の叫びを抱えているのです。
そのことを忘れずに、自分なりの光り方を見つけていくのが素敵ですね。
ではでは、また明日です。