マガジンのカバー画像

a la maな話

7
重度自閉症息子とのありえない日常のエピソード集
運営しているクリエイター

#自閉症スペクトラム

省エネなのかなんなのか?

息子のこだわりのひとつに、「コンセントを抜く」というのがある。
「パーツをバラバラにする」こだわりの派生形かもしれない。
朝、電子レンジやトースターを使う際も、まず、コンセントを挿してから使うのが、うちの当たり前。(よそはどうなのか分からないけど、結構挿したままのご家庭が多いんじゃないかなと思うんだけど…)
まあ、そのくらいなら、ちょっと面倒くさいなぁくらいで済むけど、家の中には、あまり抜いてほし

もっとみる

息子がお茶を持っていくミッションその後

息子の「容器をからにしたいこだわり」のために、毎日学校へお茶を持たせるのが難関ミッションだったのだけど、もうひとつ、息子には「パーツをバラバラにしたいこだわり」というのがあって、この合わせ技がなかなかややこしかった。

お茶を飲み干して空になった水筒のフタ、中ブタ、パッキンなどすべて分解してカバンに突っ込む。
そのせいでパッキンなど、細かいパーツはよく行方不明になった。
パッキンがないとお茶が漏れ

もっとみる

学校へお茶を持っていく難関ミッション

支援学校に通っていた頃、毎日、お茶を持って行くことになっていた。
…と書くと、ごく当たり前のことのように思えるかもしれないけど
うちではちょっと難易度高めのミッションだった。
息子のこだわり行動の一つに「容器を空にしたがる」というのがあり、
学校に持っていくために用意したお茶は一瞬で飲み干されてしまう。
当時、学校へは徒歩で私が送って行っていたため、私がお茶を隠し持っておいて、学校到着後こっそり先

もっとみる

秘密基地の危機

3階建てのわが家の1階は元々学習塾として使われていた部屋だそうで、生活空間から独立した部屋。
そこを、「秘密基地」と呼んで、私の活動に使っている。
趣味や仕事のものしか置かない、私にとってはパラダイスのような空間。
でも、階段を降りてすぐ横の扉は、息子にとっては物置かゴミ捨て場と思うらしい。
(ま、実際、そう思っても仕方ないほど散らかっていることもよくあるけど)
自分が遊んだ後要らなくなったものを

もっとみる