ゆっくりと、早く流れてゆく時間
約2ヶ月半振りに恋人と会えた。時の流れが穏やかで緩やかだったけれど、時間はあっという間に過ぎた。
今日に限らず、現在交際している恋人と過ごしてきたのはいつも「ゆっくりで早い時間」だった。不思議。生き急いでいなくて焦っていない者同士だからかな。
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「文字通り"あっという間"だったな」
「なんだか長かったな」
「ゆっくりだけど早かったな」
誰かと過ごしたあとの感想は、この3つにわかれる。相手が忙しくせっかちか、たくさんの事柄が詰まり過ぎているか、充実と平穏が共存しているか。
どれが良いとか悪いとかはないけれど、個人的にはいちばん最後の感想で終わる時間の過ごし方が好みだ。「ふわふわ」で「ぽかぽか」なんだ、きっと。
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変化はすきだけど、目まぐるしいのは苦手。日々成長したいとか小さな変化も見逃したくないとか、そういう血眼になり貪欲な生き方は、わたしには向いていないのだと思う。10代の頃、特に大学受験のため勉強していた高校生の頃以外は、我武者羅に生きていない。
頑張らない、というわけではない。上手な表現が見付からないけれど、「常に前しか向いていないわけではない」とでも言えばいいのかしら。過去も後ろも横も周りも見て気に掛けることを心掛けている。
"緩やかに過ごすことを根底に置きながらの一生懸命"
余裕を失ってしまうときもあるけれど。前以外を向くことを思い出すようにしている。そして、深呼吸。足りない時間への焦りだけで埋め尽くされた心に、暖かな風を送るために。
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時間は平等だからこそ、自分にとって心地良い過ごし方をしたい。周りに遅れを取ってしまっていることを悔やんでも過去に戻れるタイムマシーンはないから。
ゆっくりと早く流れる時間を積み重ねたものが、わたしの人生。
そう胸を張って言えるように、わたしはわたしの時間を大切にしていきたい。目的地もゴールも今はまだ要らない。
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