親友を失った日、プロポーズ
男性が苦手だ。スポーツにもゲームにも漫画にも殆ど触れることなく育ち、ひと学年に400人程居た女子校で3年間過ごしたからなのかもしれない。それから、兄弟が居ないせいもあるかもしれない(姉妹、妹がひとり)。物心ついた頃から、友達はみんな女の子だった。
進学した大学の学部学科は、圧倒的に男性の比率が高かった。知ってはいたけれども、「男の子と話さなくてはいけない」という状況に震えていた。幸い(?)、共学校出身の友人たちが間に入ってくれたりしたので半分くらいの男子陣とは会話ができた、