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家族へ、大好きだよ


申し訳ないことに、
生まれてきて良かったなんて思うことは
まだ出来ないけど
両親が2人で良かったなと最近よく思う。

この家族が大好きだと思えるようになった。


私が鬱病だと2人に伝える前は
こんな状態じゃなかったし、
家の中の空気があまり良くなかった。

いつも機嫌を伺っては
窮屈な日々を過ごしていた。

両親同士が口を聞かない時なんて普通にあって
そんな状況がたまらなく居心地が悪くて
逃げるように自分の部屋に篭っていた。

死にたいと思うようになったのは
家族が理由にも一時期なっていたと思う。


家族の私に対する接し方が変わったのは
私が2人に鬱病になったことを
伝えた時からだと思う。

それまで2人の気持ちなんて分からなくて
発した言葉さえも全部
嘘なんじゃないかなんて思っていた。

節目にもらった手紙の内容も
嘘くさく感じられる時もあった。

いつも2人に怒られてばかりだったから
人が変わったように怒られなかった時は
気持ち悪いとさえ思った。

鬱病になったと伝えた時に
2人とも泣いていたけれど、
私のために泣いてるんじゃないんだろうなって
捻くれたことを考えていたこともあった。


家族と過ごしてきた中で
今が1番楽しいと思っている。

今ではふざけたことを言って
笑ってばかりの日々が続いているし、
両親の仲も前よりかは悪くないと思いたい。

今でさえも機嫌を見るし、
1人でいる時に死にたくなっても
家族の前では明るく振る舞わなきゃと思うし、
悩み事も打ち明けることもない。

正直少し関係性が変わったように見えても
家族だとしても
何もわかってもらえないという思考は
消えていない。

死にたいという気持ちもそうだ。
死にたいという気持ちを分かってもらえないなら
言わない方が良いと思っている。
だから家族の前では言わない。

でも前と比べれば
窮屈に感じなくなったし
居場所が自室から家全体に変わった気がする。

家族の前で明るくふざける自分、
1人で死にたがっている自分、
どちらも鬱病を抱える自分に変わりはないけど
正直どちらが本当の自分なのか分からない。

少し矛盾しているように感じるけれど
家族といる時が今は1番楽しい。

こんな日々がいつまで続くか分からない。

また前に戻ってしまうかもしれない。

でもそんなことを考えても埒が明かないから
その時になったらまた考えよう。


優しくて明るくて面白い両親
可愛くて健気な愛犬

そんな家族が大好き。

いつまでも元気でいてね。

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