アイディアはデスクで考えない~読書感想文『メモ活』
こんにちは、にぼしです。
前田裕二の『メモの魔力』に影響されてメモをとるようになり、2年ほどが経ちました。
メモを意識的にとりはじめてから気づいたこと。
それは、わたしにとって「文字を書く」という行為が頭を動かすトリガーになっているという事実です。
PCとにらめっこしているよりも、いったん紙に書き出してみる。
それだけで、思考がずいぶんと整理できるのを感じます。それの理由は、図解のしやすさだったり、物事の構造をまとめやすかったり、さまざまあると思います。しかし、幼い頃から培った「習慣」のおかげというところが大きい気がします。
中学高校大学とそれなりに机に向かう子だったからか、文字を書くことが考えるためのスイッチとして働いてくれます。長年染み付いた習慣というものは偉大です。
このように、メモの大事さを痛感しているわたしですが。
今ひとつ活かしきれていないなあと感じる場面が多く…。
見直しても意味のわからないものになっていたり。
文字をバラバラ書き綴っただけになっていたり。
「メモを振り返りやアイディアの蓄積として使う」という意味では、まったく役に立っておらず。
メモのやり方を改めようと思い、上阪 徹の著書『メモ活』を読みました。
この本を通して、もっとも印象に残った一言。
「アイディアはデスクで考えない」
さいきん、自分の思考が固いなあと思う場面が多くて。
いつも固いわけではない気がする。けれど、いざ机に向かって何か考えようとすると、ありきたりな発想しかでてこない…。
この本によると、「アイディアは油断したときに生まれてくる」そうです。たしかに、机の前では全く思いつかなくても、お風呂に入っていたり、寝る前のぼーっとしている時間に思いつくことは多い気がします。
また、「トリガーを探す」という意味でも、デスク以外のところでアイディア探しすることは重要です。散歩して、電車に乗って、見たこと・聞いたこと。感じたこと。
日常でみたことをメモしたり、何かに応用しようという目で見れてなかったのですが…。コレ何かに使えないかなって目で日頃からアイディアのもととなることを探すようにしたいです。
まず、無理に机の前で思いつこうとしないこと。そして、浮かんだときにすぐにメモする。これが大事なのかなと思いました。
ほかにも、この本から日々のメモに活かせそうなことをもらいました~。
・すばやくメモするための工夫をする(略称を使う、ノートをすぐ取り出せるようにする)
・書きっぱなしにしない(会議のあとに、書ききれなかったところを追記する)
などなど。
2021年も残すところ一ヶ月。
『メモ活』に影響されたわたしは、うきうきと2022年の手帳を購入しました。活用して、アイディアを蓄積したり、日々の生活を振り返るのに役立つものにしたいです。